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友達と4年間ルームシェアしてわかった「他人と暮らす」ということ

「友達とルームシェア!?大変じゃない?仲悪くならない?」

ルームシェアをしていると言うとかなりの確率でこう言われます。たまーに「楽しそうだね!」と言ってくれる人もいますが、大半は前者。

他人と住むということはもちろん大変です。わかっていたことですがものすごーく大変。それは同性・異性問わずそうだろうと思います。

この記事では私が友人(以下Yちゃん)と4年ほど住んでみてわかった他人と暮らす上で大切なことをつらつらと書いていきます。

ルームシェアする予定がある方や、(同性なので参考になるかはわからないけど)これから同棲する方などに少しでも参考になれば幸いです。

ルームシェアを始めたきっかけ

偶然が重なって今回のルームシェアは決まりました。
Yちゃんは私と暮らす前も別の友達とルームシェアをしており、そのYちゃんとお友達がルームシェア解消をするタイミングで、ルームシェア相手を探していたYちゃんの近場に住んでいた私にお声がかかったという感じです。

当時私は家賃が収入に対してちょっとお高めの物件に一人暮らししており、毎月の生活が割とパツパツの状態でした。
そんな時にお声がかかったので、生活費も浮くしと思ってすぐに承諾。(親からは絶対ストレスですぐ解消するだろうと反対されました笑)

そんな私達ももう住み始めて4年経ちました。
正直最初の半年〜1年くらいは本気ですぐ解消しようと思うくらいには辛いこともありましたが、これから紹介する考え方を意識するようになって随分暮らしやすくなりました。

①何かあればまず話す

「生活していく中で不満や悩みがあればすぐに話し合いの場を設けること」
これはルームシェアを始めると決まった時、最初にYちゃんが言ったルールでした。

ルームシェアするのは今回が初めてなので比較できませんが、ルームシェアが上手くいかない理由の大きな要因として「コミュニケーション不足」が挙げられると思います。

これは仕事でも対人関係でも言えることだと思いますが、きちんと意思疎通が取れていないと思わぬすれ違いが起きてイライラしたりしますよね。

基本的に人間は言わなければ伝わらない生き物であるという当たり前と言えば当たり前なんですが、意外と意識できなかったことを実感しました。

②汚さの許容度

ルームシェアが上手くいかない大きな要因としてコミュニケーション不足をあげましたが、この「汚さの許容度」というのも正直大きな要因になると思います。

私もYちゃんも割と家が汚くても普通に生活できる人間で、その汚さの許容度も似たようなものでした。

どちらか片方がすごく几帳面でキレイ好きな人間だったらと思うとゾッとします。恐らくストレスでブチギレたりしてもおかしくないでしょう。

話し合いによってある程度はどちらかに寄せることはできると思いますが、この許容度は近しいに越したことは無いと思います。

もしルームシェアをしたい方がいれば、相手とどのくらいまで汚さを許容できるかや、掃除の頻度などは住む前によく話し合ったほうが良いでしょう。

③やったことを報告する・感謝を伝える

私達は特に家事分担などは細かく担当を決めていません。
※お米を研ぐ以外

その代わりになにか家事をしたら相手に「これやっておいたよ!」と報告するようにしています。

そうすると「やってくれたんだ、ありがとう!」と感謝の気持ちを伝えられますし、やってもらったし次は私がやらなきゃなという気持ちになれます。

感謝を伝えるという行為も、長く住んでいると忘れがちになるなと思っています。
いつの間にかやってもらって当たり前な気持ちになってしまったり、そうでなくとも自分が知らないところで相手がやってくれていて「なんで私ばっかり…」という思考になる可能性もあります。

なので意識的に相手への報告や感謝を伝え相手へのリスペクトを忘れないことが、ギスギスせず長く良好な関係を続けられる要因の一つなのではないかと思っています。

④「他人なんだからわかりあえなくて当然」と思う

他人と暮らすということは、自分とは違う常識の中で生きてきた人と暮らすということです。

同じ環境で過ごしてきた家族でさえ一緒に住んでいて不満を抱えたりすることがあるのに、他人といきなり円滑に住めるほうがすごいです。

他人なのだからお互いの常識や習慣が違って当然で、最初はわかりあえなくて当然です。
そこをいかにお互いすり合わせていくかがルームシェアを上手く続けていけるかの分かれ道ではないでしょうか。

まとめ

最後にこんなことを書くのはどうかと思うんですが、なんだかんだ言って友人の性格のおかげでこの生活が続いていると言っても過言ではないです。

私はどちらかというと神経質なタイプなんですが、友人は大雑把で細かいことは気にしないタイプで、でも受け入れた提案は必ず実行してくれます。

そうやって他人の意見や提案を素直に受け入れて改善してくれる姿勢を持ってくれる人はそうそういないだろうと思います。自分の常識を変えていくのはかなり労力のいることです。

最後になりますが、自分が妥協できるところ・できないところをハッキリとさせて、不満の種になりそうなものは早めに話し合いの場を設けて取り除きましょう。

自分はこう生きてきたからこうするのが正しい!なんてケンカ腰で押し付けたりせず、私はこういう考え方なんだよねくらいにフラットに話し合えるのがベターだと思います。

ルームシェアとはいえ私達と環境が大きく異なる場合もありますので、必ずしもこの記事が全て参考になるとは限らないですが、少しでも何かヒントになってくれたら幸いです。

人と住むことは大変ですが、一人では気がつけなかったり忘れがちな考えを意識するきっかけになり、本当にやってよかったなと今では思っています。

来年の夏には4年ほど続いたルームシェアを終え、同棲を予定しているので、同性と異性とでの同居の違いなどについても書けたらと思います。

その他なにかこういう工夫をしてます!というご意見あればぜひコメントをお願いします。

それでは。

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