街コンで出会った女性と食事に行った話②


2/14、街コンで出会った女性と食事に行きました。
実はこの女性と食事に行くのは2回目でした。
1月下旬に一度食事に行き、とても楽しかったので2回目に行くことになったのです(なお、「街コンで出会った女性と食事に行った話」に登場した女性とは別人です)。

仕事終わりに、お相手の職場の最寄り駅に集合。お相手の希望で安いチェーンの居酒屋に行きました。
趣味のようなはじめましての話は1回目済ませたので、今回は過去の事や将来の話をしました。
私はお相手に聞かれるままに、転職で東京に来たことや、今の仕事は給料が安いこと、将来的にいろいろなことを経験したいことを話しました。
するとお相手は、知り合いの起業家を紹介したいから今度食事をしないか、と言ってきました。
私は内心「キタキタ!」と思いました。
「ネタにできる!」とワクワクし、そして内心ほっとしました。

私はショックでした。
女性とお付き合いをしたくて街コンに行ってこのお相手と出会い、食事をしている。
そのお相手から起業家を紹介されたということは、このロマンスは終わりということです。
それなのに、ワクワクしてしまっている。
女性とお付き合いできないショックよりもネタが出来たことの喜びが勝っている。
そしてなにより、女性とお付き合いする可能性がなくなってほっとしている。

自分は本当に彼女を作りたいと心の底から思っているのだろうか?
周りが結婚とか彼女を作っているのに自分にはいないのが悔しくて、だから本当はそこまでほしくないのに「彼女がほしい振りをしている」のではないか?
「ほしい振り」をしているだけだから、今はまだ彼女を作る覚悟はできていなくて、だからこそお相手とお付き合いする可能性がなくなったときにほっとしたのではないか?

これまで抱えていたモヤモヤが一気に具体性を帯びた言葉になり、私に降りかかりました。
私は食事のお誘いを適当にかわし、自らの内面的な矛盾にうちひしがれながら帰路に着きました。

それ以来連絡は取っていません。
春はまだまだ遠いようです。










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