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半日外出録サーニャ

今日は日曜日にして久しぶりの晴天。家で競馬観戦に明け暮れるか、それとも気晴らしに外出をするか。しばらく逡巡したが、どう考えても外に出たほうが健全な1日になりそうだったので、どこかに出かけることにした。

今回の目的地

とりあえず鶴見線の扇町駅を目指すことに。この鶴見線というのは随分と複雑で、終着駅が何個もあるという変わった路線。これまでに鶴見~浜川崎、浅野~海芝浦の区間は乗ってきたので今回は未乗区間である浜川崎~扇町間を乗ってしまおうと思い立った次第である。

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画像はJR東日本の路線図より。赤で囲んだところが鶴見線となる。今回訪れる扇町駅は起点となる鶴見駅から見て、一番奥の終着駅だということがわかるだろう。

キモ・オタク活動

電車で揺られること約1時間。目的地である扇町駅に到着した。

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じゃーーーーーーーん!!!

ご存知おなじみ(?)、ねんどろいどのサーニャちゃん。今日はこいつの写真を撮りたくてわざわざやってきたといっても過言ではない。

この扇町駅は、いろんな事情があって日曜日の真っ昼間にはほとんど人が居ない駅。つまり人一人が怪しげなフィギュアをしゃがみながらバシャバシャ撮影していても冷たい視線を向けられることがないということ!

以前は結構図太く色んな所で、もちろん周囲に迷惑をかけない範囲でこういう撮影やっていたんだけど、最近は世の中がピリピリしていてなかなか難しかったからね。

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とりあえず乗ってきた電車を見送ってみる。私の他にも何人か降りていったような気がするが、いつの間にか駅からいなくなっていた。おかしな人形とカメラを持った人とはあんまり同じ空間にいたくないからな。

見どころいっぱい!!!!!

何気なく電車を見送ったが、次の発車はなんと2時間後。何も下調べをしていなかったとはいえ、これには困った。なんとか時間を潰せそうなところがあればいいが。とりあえず駅から出てみる。

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なんもねえ。

ここは京浜工業地帯のど真ん中で、あたりには様々な会社の工場がひしめき合っている。カフェはおろか、コンビニや人家すらもない。目を引くものといえば、あたりを徘徊しているみすぼらしい野良猫くらいである。(写真左下)

扇町駅が閑散としているのもこの立地によるもので、利用客のほとんどが周辺の工場に勤める人なので平日の昼間や休日は人が寄り付かないのである。(あれ、でも今日日曜だけど工場動いてたぞ...?)

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まあ辺りには誰も居ないし、思う存分サーニャといちゃいちゃすることにしよう。駅舎は工場の合間にひっそりと佇む感じ。いかにも都会の秘境駅といった雰囲気である。

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駅から少し歩いたところには、これまたいかにも工業地帯といった感じの光景が。夜になるとライトアップなどされるのだろうか。

それにしてもこの辺りは工場ばっかりでなかなかサーニャを絡めた写真を撮れそうなところがない。加えて、なんだかこの辺りって独特の緊張感みたいなのがあるというか、「よそ者の私がお邪魔している」感満載というかで、ねんどろいど撮影という奇怪な行為を許容してくれそうな雰囲気ではなかったので、意を決して2つ先の乗り換え駅まで歩いてみることにした。

工業地帯ぶら散歩

のんびり15分くらい歩いていたらお隣の昭和駅に着いた。いかにもレトロな名前の駅だが、なんのことはない。由来は、直ぐ側に昭和電工の工場があるからである。やっつけ仕事すぎる。

駅を過ぎた辺りに橋が架かっていて、ここからいい写真が撮れそうだったのでチャレンジ。

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もっと工場を大きく写したかったが、周辺環境的にこれが限界。というより構図をあれこれ試行錯誤する余裕なんてなかった。なぜなら、この柵のすぐ下は運河が流れていて、サーニャが落ちやしないないかと気が気ではなかったから。だったら撮影なんてするな。

実はこのサーニャは2代目で、初代は日本海の藻屑になってしまった。フェリーの甲板で撮影を試みたところで風に吹かれ、悲劇が起きたのである。

今回もいい感じに風も吹いちゃっていたし、なかなか緊迫感のある中での撮影となった。

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最後に、歩いている道中で一枚。この辺まで来ると結構車通りが増えてきてなかなかやりづらかった。トラックの運ちゃんはまだいいんだけど、原付でこちらをガン見しながら通り過ぎるのは勘弁してください。メンタルやられます。...だったら撮影なんてするな。

このあとは特に見どころもなく、浜川崎駅に到着。かなりのんびり歩いたので1時間弱掛かったが、真っすぐ歩けば30分くらいで着く距離だと思う。

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