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木曜旅日記

なんとも静かな木曜の夜だ
5人家族の3人が家にいないと
家の中は、実にひっそりとしている


先週の木曜日は
モッポ
という海沿いの都市に3泊してきたので
木曜日記はお休みした

モッポといえば 


백반 ぺクパン



これが何かというと
10種類以上のおかずがズラッと出る
お家ごはん風の食堂
と言えば想像できるだろうか?

おかずが美味しい地域なので
期待満点で
到着初日に1軒目の昼食をいただく


韓国の検索エンジンといえばネイバー


日本でいうヤフーだろうか?(古いのか??)


16年も日本を離れていると
日本の検索エンジンの主流もわからない
浦島太郎さんだ


韓国生活にネイバーはピルス!!(必須)


ネイバーを使いこなせれば
韓国生活は充実します(笑)


インスタもいいけど
ネイバーの方が地図や行先案内まで
網羅しているので
結局ネイバーを使うことになるのだ

長距離バスのターミナル近くの


”ムジゲ食堂”


が美味しい
というネイバー情報を信じ
店のドアを押すが


ドアが開かない?


平日の12時に休みなのか?



店の中を覗くとおかずが並んでいる???


ということは
店はやっているということか?


電話までして店主が奥から出てきたが
どうも寝ていたようだ


昼食のピークタイムに人がいない


なおかつ店主まで寝ていたという
信じられない事実があるにも関わらず
人の脳というのは
一度、信じた情報を
疑うことをしないものだ


椅子に座ったのはいいが
ワクワクよりも
ザワザワとする不安が続くじゃないか


体は信号を出し始めた


”ここはヤバいぞ”


しかし
店に入るなり注文してしまった
私たちは後戻りできず
テーブルに並ぶ12種類のおかずの前に
箸を運ぶしかなかった。。。


ムジゲ食堂



ここまで読んで想像できただろうが


”不味い!!!!”


と全員の心が震えた


ご飯は黄色いし
卵焼きは乾いているし
オデンポックンはカラカラだった

朝6時半にソウルを出発し
腹ペコな私たちは無言で食事を口に運んだ

6年前に一人でモッポヘ来た時
夜の9時を過ぎて到着したため
食堂が空いてないく
チャンポンを食べた時の
衝撃の不味さに匹敵する
強豪だった

娘の試合を一日中観覧した後
やっと夜の9時過ぎに夕食にありついた
私たちの舌をまたもや裏切る


プォクク


今日はついてない


疲れているし
腹ぺこなのでなんとか食べたが
マックを食べる方が100倍マシだった

モッポよ〜〜〜


食べ物が美味しいと有名じゃないのか?!


1日目はモッポへ裏切られたハル(1日)だった



2日目は予定もないので



リベンジ!モッポ!!!


モッポが故郷の
タレント ペク・ナレ
が行く


ペクソン・シクタン 



という
백반 ぺクパン
の店へ行くことにした


ペクソン・シクタン



海沿いの地域は
日本の統治時代の姿を残している
建物が多く
ノスタルジックでもあり
可愛くもあり
ちょっと胸が痛くなる風景でもあった


天然酵母のパン屋さん



ブラザーミシン



アンティークなミシン




今日こそ!!!美味い!!!と叫びたい



そんな思いでお店に行くと
長蛇の列。。。



材料が切れたら閉店する店なので
今度は
ハラハラする時間が待っていた



待つこと40分



運よく後ろから3番目で
目標に辿り着けた



忙しく動くお店の人が
大きなお盆いっぱいにおかずを持ってきた



なんだ、なんだ!!



おかずがキラキラ
光っているじゃないか〜〜〜



芸術的なパンチャン




昨日の店とは雲泥の差のクオリティ
なのに値段は1000ウォン安い!




どのおかずも美味しい



私の好きなニシンの焼き物まで出てきて
私の心はハッピーだった



そして
私の舌も
私の胃袋も



ヘンボク(幸福)なランチタイムになった


ぜひ、このnoteを読んでいるあなたが
モッポへ行くようなことがあれば
ぜひ、食べて欲しい食堂だ


胃袋も幸せいっぱいで
歩いていたら


あらっ???


この風景見たことあるぞ??


この階段でアイスクリーム食べてたはず



看板を見たら
ドラマ 私たちのブルースで
見た風景じゃないか〜〜〜



この階段でキスしたのね〜



この道を彼らが走っていたのね〜



なんか嬉しいじゃないか〜〜


予想もしていなかった風景に
感動しつつ
階段を上がったカフェで
お茶をすることに


洞窟まであるカフェ


こりゃあ。。。 


案の定
日帝時代に避難用の洞窟として
使用されていたようで
雰囲気は良かったけど
ちょっと怖かった



洞窟の中はヒンヤリ。。。



この地域は見所がいっぱいで
モッポ市内よりも
ずっと見る場所が多くて
楽しい地域だった


6年前も子供の試合のために来たモッポ



今回は夫とレンタカーを借りていたので
行けなかった場所にも行けて
幸せだった


モッポのユダル山の頂上まで
一気に登りきってきたし



ユダル山の頂上




F1レース場も外側だけ見られた
(せっかく行ったのに門が閉まっていた(涙))



友達がくれた珍島(チンド)のよもぎ餅が
またまた激ウマで
もち嫌いな私でも美味しいと思うお餅だった



チャプサル餅だからモッチモチ



2日目のモッポは 


”胃袋の充実”


という5文字がピッタリだろう


3日目


モッポ最後の日


娘の試合会場へ行く前に
最後の食事をしようと
カンジャンケジャンを食べに行った



コッケジャン



期待はしていなかったのに



なんと!!
なんと!!!
激ウマだった


トルケジャン


夫も今まで食べた
カンジャンケジャンの中で
一番美味い!!!



と感動



トルケジャンと
コッケジャン
2種類のカニの食べ比べもし
大満足で店を後にした




そうそう
このお店の素晴らしいところは
1回用のカグリ(マウスウォッシュ)が
サービスで付くところだ


センス・マンチョン(満点)のサービス




なんとセンスがいいのだろうか



海鮮を食べた後って
口臭くなるから
細やかなセンスにも感動した



基本一人旅が多い私だが
今回はモッポで
夫とふたり旅を満喫した
韓国に来て16年
こんなに気楽に旅したことがなかったなぁ。。。


一人旅は気楽だけど
何か食べたり
どこかに行ったりして
その風景や状況を
一緒に共有できるって
素敵なことだね



50歳にして
ふたり旅も悪くない
と気づいた私なのです



ユダル山から見下ろすモッポ市内



今週の木曜日記は
モッポ食旅日記になったけど
とにかくハズレもあれば
大当たりもあるのが
知らない場所を旅する楽しみでもあるよね


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