休みが少ない看護師を辞めたいときにすべきこと
看護師は休みが少なく残業は多い
看護師は離職率が高いとされている原因に、休みの少なさが挙げられます。すべての職場で労働基準法に基づき、休日が定められているはずにもかかわらず、看護師は休日によく休んでプライベートを充実させることが難しい状況です。たとえば土日休みであってもその分金曜日は深夜まで残業を強いられたり、夜勤の疲れが残っているために休日は寝て過ごすだけで終わってしまったりと、せっかくの休日も満足に楽しめないことが少なくありません。
特に問題になるのが、求人情報に掲載している休日数をしっかり確保していない職場です。表面上は「4週8休」であっても、現場では週に一度の休日をとることさえままならない職場もあり、採用されてから「聞いていた話と違う」と不満に思うかもしれません。また、せっかくの休日にも夜勤と重なって早朝まで仕事をし、翌日は朝から出勤しなければならないこともあります。その場合の休日は、寝て過ごすことになるでしょう。シフトの都合を優先するように休日を設定されることも多く、望まない日や平日ばかりが休みになったり、「明日は他の看護師が出勤できるらしいからあなたは休んでいいわ」と、直前に突然休日を決められたりもします。これでは、友人や家族と予定を合わせて休日を楽しむことはできません。
残業の多さも、重要な問題です。看護師の仕事では連日残業が続き、家に帰っても寝ることしかできず、毎日職場と家を往復しているだけの状態に陥ってしまうことがあります。せっかくの休日も、溜まった疲労を癒すために寝て終わり、プライベートなどなくなって「何のために看護師という仕事を選んだのだろう」と自問したくもなるでしょう。さらに、残業後「明日は休みの予定だけど、人手が足りてないから出勤してほしい」と言われ、急に休日がなくなってしまうこともめずらしくありません。
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