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社会人から看護師を目指すようになったわけ① 1年目で大手企業を辞め、医学部再受験へ。

こんにちは、yuuです。

今日はちょっと自分語りな内容ですが、看護師を目指すまでのいきさつについて語ってみたいと思います。

今現在、私は営業職に就いているのですが、過去には医学部再受験をしていたり、病院事務などの仕事にも就いていました。
また、医学部再受験時代から気分変調性障害や抜毛症、摂食障害に悩んだこともあったため、今苦しんでいらっしゃる方に、少しでも寄り添えたらいいなあと思います。

長くなると思うので、いくつかに分けて投稿する予定です。

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私の父は医師をしており、私が小さい頃に開業しました、

医者の子供は、親に憧れて同じ道を目指す方が多いと思いますが、私は父の仕事をしている姿をほとんど見たことがありませんでしたし、自分が病気やけがをしたことが無かったため、病院にかかることもなく、医師を目指そうとは思いませんでした。
医師という職業は人から尊敬される素晴らしい仕事だと思っていましたが、具体的に何をしているかいまいち分かっていなかったのです。

さらに父のクリニックも賃貸だったため、”場所を借りている“というイメージが強く、跡を継がなければという意識も薄かったのです。

そして、そもそも私に医学部なんて難しいに決まってる、とはなから諦めていました。

ですが大学を卒業し社会人1年目に、ある出来事がきっかけで医学部を目指そうと考えました。

父がクリニックを建てたのです。賃貸ではなく、土地を購入して。

クリニックの建設が進むについて「私はこれでいいのか?父が引退したら、このクリニックは廃院になってしまうんだろうか?」という考えが次第に強くなってきました。

このまま何もしないでいたら、廃院を見届けるだけで終わってしまう。
父が苦労して建てたクリニックを私が守らなければいけない。

自分がどうにかしなければ、と思った私は1年も経たずに退職し、医学部再受験の道へと進みました。

それからは2年半~3年くらい予備校に通って勉強していました。

ですが、予備校は受験の基礎がある人が通うもの。
理系教科を勉強するのがほぼ初めてだった私は、授業についていけず、自分の勉強+授業の予習復習+テストなどやることが大量にあり、効率よく勉強することが出来ませんでした。

授業にもついていけず、貯金もなくなってきて、いつ合格出来るかもわからない。
友達に会って色々聞かれるのも何だか気まずくて、飲み会に誘われても断りがちになってしまいました。

また、この生活がいつまで続くのだろうという不安や、会社を早々に辞めてしまったことへの罪悪感などが頭の中を支配して、考えれば考えるほどネガティブになりました。

受験は2年連続で失敗。
そして遂に予備校にも通えなくなってしましました。

この頃が人生で一番辛かったです。
今でも当時の記憶を思い返そうとすると、あの頃の心理状態が蘇ってきてしまい、心が沈んでいく感覚に陥ります。

頑張らなきゃいけないのに、何もする気になれない。
気持ちばっかりが焦ってしまい、空回りしてしまう。
すごくすごく苦しいのに、誰にも相談できない。
長女の責任から逃れたいけど、逃れられない。

自己肯定感なんて1mmもなくて、自分という存在が無くなればいいのにって毎日思い続けていました。

抜毛症や過食嘔吐もするようになってしまい、(過食嘔吐による肌荒れもすごかった。)醜い自分が気持ち悪くてたまらなかったです。

抜いてはいけないと分かっているけど、髪を抜くのが辞められなくて、美容院でエクステをつけてもらって薄毛を隠す。
大量のスナック菓子やごはん、パンをお腹いっぱい食べては吐く。そしてまた食べて吐く。

予備校に通えなくなってからは、自宅で勉強をしていましたが、こんな状態のためいよいよ何も手につかなくなり、心療内科に行くことを反対していた両親を説得して、ようやくメンタルクリニックに通いだしました。

そこで気分変調症と言われました。

気分変調症とは、軽度のうつ状態が2年以上に渡って続く症状です。
うつ病ほど重症ではないし、これだけ苦しいのは自分の我慢が足りていないだけなのではないかと悩んでいたので、病名を知って少しホッとしました。

今考えれば、自分が本当に苦しんでいたのは、勉強の大変さではなく、会社で大した実績や成功体験も積んでこなかったこと。且つ中途半端な状態で会社を辞め、ハードルの高い医学部受験にチャレンジしたものの、自分のレベルとのギャップに苦しみ、でもその溝を埋めようと努力しなかった自分に嫌気が差していたのだと思います。

そして「頑張れない自分」「何をやっても中途半端な自分」に絶望してしまい、自己肯定感を完全に失ってしまっていたのです。

そんな状態の私でしたが、クリニックで信頼のできる先生に出会うことが出来て、診察を受けるうちに少しづつ精神状態が安定していきました。
そして「一旦医学部受験をストップして、もう一度自分が本当にやりたいことが何なのか考えてみよう」と思い、派遣社員として病院で働くことを決めました。

②に続きます。


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