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気持ちよく泣きたいなら「シックスハーフ」がおススメ

おうち時間があると長めの漫画とかドラマにもはまれて、学生の頃の感覚を思い出せる。

最近はまったのは、池谷理香子さんの「シックスハーフ」。最初は絵がとてもかわいくて気になって手にとってしまったのだけど、内容は意外と感動モノ。家族それぞれの気持ちの違いが本音を言い合えない関係をつくり、主人公の女の子の繊細なやさしさは怒りや憎しみに変わってしまう。成長するにつれて、彼女はその絡まった家族の気持ちを一つずつ自分で紐解いて解釈して今度は強いやさしさで自分の素直な気持ちを軸にしながら家族の気持ちを尊重し折り合いをつけていく。一途な恋愛や友情や家族愛がとてもかわいい絵で表現されていて読後感はあっさりほっこり。ついつい学生ばりに漫画の世界に入り込んでしまい主人公に感情移入しまくって今朝全巻読み終わり、気持ちよく号泣して週末が始まった。

仕事にはまるのも楽しいけれど、現実から少し離れて趣味だったり漫画だったりドラマだったりにはまれるのもいい時間だなぁ。何年も使っている通勤路の横道にふと桜が咲いていたのを7年目くらいで初めて気づいて自分の視野の狭さにびびったことがあったのだけど、今も「漫画にはまる楽しさ」とか「漫画で号泣するすっきり感」とか再認識できて気持ちの鮮度があがる。つい合理性効率性を重視してしまいがちな毎日に、生産性はないかもしれないけど気持ちを豊かにしてくれるものを取り入れられる余裕を持ち続けたいなぁ。

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