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甘えに応えることは大切?

もやし私もやしの勤めるオルタナティブスクールは
やりたいことやる珍しい学校です。
3歳から12歳の子供が通っています。

子供が「抱っこして」と言ってきた

学校に通う幼児さんはこの時期スタッフに甘えてくる。
4月入園した新入生や
新メンバーが増え不安な在園生

どちらも不安な気持ちから揺れる時期である。

そんな中ある子がスタッフに
「抱っこして」と言ってきた。
スタッフはその気持ちに応え抱っこしてあげる。
子どもの甘えに答えてあげることで
お母さんやお父さんと離ればなれになる寂しい気持ちを受け止め
そして子どもはその温かい雰囲気を感じながら自立していく。

心理学でいうアタッチメントである。
アタッチメントとは
不安な状況で甘え(直接的触れ合い)を受け止めることで
自ら探索行動を取りはじめ、チャレンジできるようになる心理行動。

「抱っこして」の子どもの気持ち

子どもの「抱っこして」にはどんな気持ちが込められているのだろう。

・お母さん、お父さんと離れて不安
・友達と遊びたいけど遊べない
・喧嘩して嫌なことがあった
・怪我して痛かった

など抱っこして欲しい場面はいくらでもある。
その要望に応えつづていたら長時間抱っこし続けることになる。
(それでも良いかもしてないが)
現実的になかなかそれができない。

先ほども言ったが
「抱っこして」には色々な気持ちが起因している。
それなのに大人は抱っこするだけ。
(そう言う時も必要ではあるが)
そうではなく子どもの気持ちに目を向ける。

  • お母さん、お父さんと離れて不安→抱っこ

  • 友達と遊びたいけど遊べない→抱っこ

  • 喧嘩して嫌なことがあった→抱っこ

  • 怪我して痛かった→抱っこ

  • お母さん、お父さんと離れて不安→お母さん、お父さんに手紙を書く。

  • 友達と遊びたいけど遊べない→友達と遊べるようにサポート

  • 喧嘩して嫌なことがあった→嫌だった気持ちを聞く

  • 怪我して痛かった→さすってあげる

結局抱っこはした方がいいの?しない方がいいの?


ここで言いたいのは抱っこの是非ではない。
子どもの気持ちに目を向けることの大切さである。
子ども成長や状況を考慮して
その子の甘えを満たしていく。
そうすることで新しいことに興味を持ちチャレンジしていくのだと思う


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