洲濵玉代

元ユーリカ /作家兼ファシリテーター/ 空想とアフタヌーンティー

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自己紹介

はじめまして、洲濵玉代と申します。 ただただ空想を書き連ねたい。お安いアフタヌーンティーを紹介したい。 それらの欲望から、読み物とカフェ情報を同居させてみました。 お楽しみいただけたら幸いです。

    • 空想/本棚の街で

      人が良い奴はいつも損をする。 おかげ様で、僕の従者はロープ使いの商人に突っ掛かり、踊り子の少女に蹴られている。 だから言ったのに。 こんな変な街は早く出ようと。 だいたい、建物の背が高すぎるのだ。 どの建物も100メートルを超える本棚のような細長い造りで、本の代わりに人間がぎっちり詰まっている。 足の長いラクダに乗って移動したが、あまりの高さに下を見るとクラクラした。挙句の果てに、ラクダは左右に揺れ、倒れるのではないかとヒヤヒヤした。 街の人-正確には、人と人の間に挟まった

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