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#4_【事業開発必読本】2021年6月版

昔の上司がとても本をたくさん読む人で、色々と紹介してくださったおかげもあり今では比較的たくさんの本を読む習慣が出来ました。

特に自分の場合は未経験の業務や未経験の業界に飛び込むことが多くその度に色々読み漁ることが多いです。

また、自分は執筆というか文字を書いて残したり、言語化するということが得意ではなくその大変さをしっているので「本=知の結集」つまりその人の経験や知識を時短で獲得できるものとして捉えています。

そういう文脈で、有象無象になんとなく本を読むのではなく、知り合いや尊敬できる人がリコメンドしている本を読むこと、気になった本は迷わず買うというのもルールにしています。

今回は、自分のキャリアの中でも一貫しているかつ軸としてやっていきたいと思っている事業街発に関わるおすすめ本を紹介していこうと思います。

1.業種やフェーズに関わらず必ず読むべき本

イシューからはじめよ

元ヤフーの安宅さんの本で、解決するべき問題=イシューの見極めが最も重要という内容です。

人の100倍成果を出している人でも仕事が人の100倍も早いことはない。違いはイシューの見極めということを書かれています。
問題を解く前にどういうステップが必要で、どういう解き方をすれば良いかが分かりやすくどのような業務をするにしても学びになる大元の考え方のインプットとしてとても参考になります。

2.BtoB事業、SaaS型であれば必読

THE MODEL

法人向けにSaaS型プロダクトの開発提供などを行うSalesforce社のセールス&マーケティングプロセスや仕組みを紹介する本です。
方法も具体的に記載がありますが、基本的にはどういう組織を作るべきか、ということがメインです。

簡単に言うと、「マーケティング」で認知の拡大を目指し、「インサイドセールス」でリードの育成を行い、「フィールドセールス」で受注し、「カスタマーサクセス」でアップセル、クロスセル、エンゲージメントを高めるというステップが紹介されています。

この本が出る前からリクルートなどオペレーティブで仕組みで事業開発をするのが得意な会社は当たり前に構築している組織ではありますが、より分かり易く理解しやすい本です。
一方深い部分には触れていなくアウトラインの理解するにはベストですが、より詳細についてはこの本だけでは不十分だと感じています。
とはいえ必読本としては間違いないと思います。

3.BtoCやマーケター職種なら

予想通りに不合理

行動経済学の入門書として紹介されることが多い本です。
行動経済学とは「人間の心理的、感情的側面の現実に即した分析を行う経済学」ですが、簡単にいえば「なんで人はその行動をとるのか」ということです。

色々な事例があり読み物としても面白いですが、ビジネスの場面ではだいたい「合理的」に意思決定をすると思いますが、人は「非合理」に行動するということを前提にすることで意思決定にも影響する本です。
実践するには難しいこともたくさんありますが、とりあえず事例を知り、こういうものだと知っているだけでも価値があるのでおすすめです。

4.事業Head、事業責任者やそれを目指す人

良い戦略、悪い戦略

イシューからはじめよのステップアップ版というか、もうちょっと読みづらくしたような本です。(笑)
信頼できる人2人から紹介されたので読みました。

この本で書かれているのはタイトルの通り良い戦略はこうで(こういう事例があり)、悪い戦略はこう(こういう事例がある)。ということが紹介されているのですがかなりズバッと痛いところをつかれます。

例えば、
・空疎である。戦略を語っているようで内容がなく、不必要に難解な言葉を使い高度な戦略と思わせるもの→悪い戦略。

・目標と戦略を取り違えている。課題を乗り越えてこえるための道筋を示さず高い目標や希望的観測を述べているだけのもの→悪い戦略。

などです。悪い戦略には上記を含めて4つの特徴があると記されています。

逆に単刀直入なもの→良い戦略。
最も効果が上がるところに持てるリソースを集中投下する→良い戦略。

「イシューからはじめよ」、や「ストーリーとしての経営戦略」という本と近しいことを書いてありますが、戦略本としては必読の一冊だと思います。

番外編

事業開発編ではない他のnoteで紹介しようと思いますが、必読書としていくつかタイトルだけピックアップしておきます。

・人を動かす
・論語と算盤
・7つの習慣
・キングダム(漫画)


以上です。

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