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シーを満喫した高校時代の思い出

学生時代の出来事はほとんど記憶にないが、時々思い出しては『何やってんだ』と鼻で笑っちゃう思い出がいくつかある。

今回はその中の一つ、華のJK(女子高生)時代の話をしよう。


たしか、テスト期間最終日だったと思う。

学校終わりに友人+わたしの計4(or 5)人で遊ぶことになった。
行く場所・やることはすでに決定済み。

学校終了後、待ち合わせ場所に集合し、いざ目的地へ。
30分以上歩いて着いた場所は


・・・シー!


そう、海だ。
夢の国ではない。天然のseaだ。

カラオケでも、プリクラでもない。
華のJKがテスト終わりに選んだのは『釣り』だ。


しかもただの釣りじゃない。
ほぼ現地調達必須の手ぶら『釣り』だ。

道具なんてあるわけもなく、前途多難と思われたが、そうでもなかったその日(Part1)。

たまたま、釣り道具を持ってきていたクラスメイトから針を1つ譲ってもらうことができた。
(たまたま持ってる物だっけ?)


あとは、竿と糸とエサを揃えるのみ。


流石に海で道具を揃えるのは難しいと思われたが、そうでもなかったその日(Part2)。

海についてすぐ、木の枝と糸をゲット。落ちてるもんなんだね。
道具は簡単に揃ったので、残すはエサのみ。

誰かの「ちっちゃい貝で釣れるらしいよ」の一言で全員岩場へ。
岩にへばりついている貝がターゲットだ。

制服姿で岩場の貝を収穫しまくるJK。
収穫した貝を岩で必死に叩き割るJK。

シュールなあの光景は、いま思い出しても笑ってしまう。
みんな真顔で収穫して、真顔で叩き割ってるのよ。制服姿のJKが。

あの頃、スマホがあれば間違いなく動画を撮ってたと思う。
そのくらい笑撃的な光景だった。

無事すべてのアイテムを揃え、いざ釣り本番!


簡単に釣れるわけがないと思われるが、そうでもなかったその日(Part3)。

10分もしないうちに、手のひらサイズの魚が釣れて全員歓喜。

興奮できゃっきゃしまくり〜の。
交代で魚との2ショットを撮りまくり〜の。
テンションは最高潮!

そんな浮かれJKに、近くで釣りをしていたおじさんが一言。

『それ、せびれに毒あるから気をつけてね〜』


・・・。


全員、魚から距離を取ったのはいうまでもない。

ハイテンションからのローテンション。
お魚さんは海にリリースしました(全員ひよってじゃんけん)。

その後はみんなビビって、釣りを続ける気が起きず。
砂浜散歩したり、洞窟探検したり、シーを満喫しました。制服で。

帰り道、「明日休んだら魚の毒かもしれない」とビビり発言しまくってたが、翌日「大丈夫だった〜」とみんな元気に登校したのもいい思い出。

それ以降、海に行くことはなかったが、みんなエンジョイしてたと思う。



個人的には「釣りめんどくせぇ〜もうやりたくねぇ〜」と思ったのが正直な感想だ。

とはいえ、釣りを提案したのがわたし(だったと思う)。
思いつきでしゃべるもんじゃないね。

『発言には気をつけよう』と心に刻んだJK時代の思い出でした。

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