マットの上でオブザベをしないで頂きたい

マット上でオブザベするのはやめませんか。邪魔だから。

ルーフ課題は近づかないとホールドが確認できないから仕方ないと思いますよ。あと最近はスタートとゴールにしかテープを貼らないジムも多いので、小さいホールドがソールで黒く汚れちゃうとわかりづらかったりするから、そういう場合も仕方ない。

遠くからでも全貌が見渡せる壁のオブザベをマットの上でガッツリやるのをやめてって言ってるの。

目が悪いなら眼鏡でもコンタクトでも新調してもろて。あなたが履いてる立派なクライミングシューズを一回だけ買い替えじゃなくてリソールに出すとかすればそれくらいのお金は捻出できるでしょ。わかりづらいところはスタッフとか近くにいる人に聞いてもいいじゃん。

最近はSatelliteを活用してるジムもあるし、インスタで壁の全景が写っていれば拡大して確認もできますよ?

実際に近くに寄らないとホールドの細かい情報がインプットできないのもわかるから。そういうのはまず遠くからオブザベをした上で待機している人が少ないタイミングでちょっと確認しに行ったらいいよね。

いやなんなの。何人も待機している人がいるのに強靭な精神力を持って課題の目前にまで接近し、一手一手パントマイムしながらオブザベをする人ってなんなの?なんなら靴も履いてさ。

だからそのまま登るのかと思って辛抱強く待ってたら、頭を捻りながら引き返してくるとかね。「なんか違うな」みたいな感じで。僕が知ってる人物に関してはそれを何度も何度もですよ。毎回「え?いや登らないんかーい」つって頭を叩いてやりたくなるんですけど大人だから我慢してます。長男だし。

これやられるとめちゃくちゃリズムが崩れるんですよ。後ろが渋滞してたりすると特に出るタイミングが難しかったり。

そもそもその手はなんなの?って。動かす必要ある?って。いやわからないでもないけど「今僕はオブザベしてますよ」って言うアピールなのかな?

それとも彼の頭の中はその瞬間宇宙にあって、その両の手は真理と幻想を選り分け、最適なムーブを掴み取るためだけに機能しているとかなのかな?哲学?

遠征先のジムでも同じことをする別の個体を確認したので、もしかしたら彼らはボルダリング星からやってきたボルダリング星人で、ジムを傘下に収めて地球を支配するための足がかりを築くために交信をしている可能性もありますよね。

だから次に見かけたら「世界平和!」って叫びながら側頭部にデカ目のスローパーを投げつけて、多分宇宙人ならそれで死ぬと思うんで、それで反応を見たいと思います。オーバー。

(引用元:漫画「よつばと!」2巻)

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