にっくきD13を攻略する(第1章:挫折)
こんにちは!内野です。
今回から「にっくきD13を攻略する」をシリーズものとして投稿していきます。
そもそも、鉄筋を3Dで撮ることのきっかけは弊社代表の金本とDataLabs代表の田尻さんの出会いです。
社長:「うっちー、鉄筋3Dで撮ろうや」
内野:「しゃっす!余裕っす!!チャチャっといきやす!」
社長:「オッケー、じゃ田尻君と話してね~」
このころは知りません。鉄筋がD13ということを。
ねぇ知ってる?鉄筋は3Dで出来形管理できるらしいよ!
ってことで、社長から言われたものの、基準はどうなっているのかを見なければいけません。
非常に詳しく載っているのはDataLabsさんのページですので掲載します。
ぜひ見てくださいね。
要領についても
デジタルデータを活用した鉄筋出来形計測の実施要領(案)
001619475.pdf (mlit.go.jp)ということで出ております。
従来方法の計測と同等もしくはそれ以上の精度によって管理できるのであれば自費で!やっていいよ。とのことです。
やるしかないですよね!!
鉄筋を3Dで管理すると何がいいのさ?
皆さん気になる、この論点。
Modelyを使用すると、こんなにも効果が出るみたいです。
私自身鉄筋管理をしたことはありません。管理資料を見るばっかり、3Dで書くばっかり人間なのですが、説明を受けると
確かに、と思うことがあります。
鉄筋の管理項目って意外と多いんですよね。しかも、それぞれの層で管理写真を撮らないといけないので、本当にこれぐらいの効果はあるのかもしれません。
Modelyの核となる技術はどこだろう?
個人的には点群から3Dにして識別する能力だろうと思っています。(現時点)
3Dモデルを作るからこそ、計測ができる。今後もデータが残る。
他の鉄筋計測ソフトと明確に違うのはここであろうと思います。
鉄筋の継長さを測ることが出来たり、型枠とのかぶり厚を測ることができるというのはなかなかに便利だと思う気がします。
皆さんどうですか?
まずは敵を知ろうじゃないの。
と、こんな感じで予習をしまして、鉄筋の計測計画も作ります。
※Modelyでは計画書(例)も作ってくれているので大変助かりますね。
それを参考にしつつ、作っていきます。
いまいちイメージができないので、鉄筋のモデル、撮影方法も考えます。
ここで気づくのです。
「あ、鉄筋D13が多様されている。」
鉄筋との格闘は昔からやってた
LiDARScanが出る前からドローンのフォトグラメトリで何とか鉄筋を出してやろうと苦心していた時期があります。(2019年とのこと)
この時はやっぱりだめかぁ~と思っていました。D32の鉄筋でも難しいのか・・・と思った記憶があります。
でも!ですね、Pix4DCatchが登場して、基礎杭の鉄筋は綺麗に出せる!ということが証明されています。技術の進歩は素晴らしいですね。
さぁ、今です。人類にはD13の鉄筋が綺麗に撮れるか頂上決戦が起きています。
結果惨敗。D13ほせぇっす・・・
えっ・・・・鉄筋1本しか映ってないじゃん?
えっ・・・・マジック?
そうです。何を隠そう、私は鉄筋の撮影をミスっているのです。
歩き方はこんな感じ
わかる!わかるよ!皆まで言うな!
ぼくぁぁね!鉄筋が組まれていたら全部撮りたいんだよ!
その欲望を抑えることができないんだよ!
分かってるよ!?11本のピッチを撮りますって書いてたこと。
分かってる、けど現場行ったらテンション上がって全部撮っちゃうじゃん。
あとね、土場とる感覚でラップ率70%にしてたわけ。
これじゃ、ダメなのよね。
90%にしなきゃダメなのよね。
くぅ~!!!
D13師匠iwamah現る。
出来なかった・・・とうなだれておりましたら、Twitterがおもむろに通知を出します。
せ・・・せんせぃ!?
撮れなけりゃ効率化も何もねぇのよ!
っと、いうことでどんな素敵なソフトウェアでも、現物無けりゃ意味がないのですよ!
次回は次の2点で攻略していきます。
①iwamah流スキャン
②広範囲でも綺麗に鉄筋とれるスキャン
広範囲スキャン野郎としては②の領域を展開したいのです。
やるぞScan、とるぞ鉄筋!!
D13攻略は第2章へ続く!!