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音声で言い切れなかった話

昨日の朝、3つも音声配信をした。そのうち後半2つは恋バナというテーマで、ほぼガムの話を。

本当に話すほどの恋バナはないので、まぁアレなのだが、昔からずっと思っていた事がある。

男に生まれたかった。

今は男女の区別なく、色んな趣味や嗜好がある事を容認されやすい時代になったと思う。

女なのだからこうしなさい
男なのだからこうあるべきだ

女の子でもプラモ好きや少年マンガ好きはいる。車や飛行機が好きな人も。虫が好きとか、深夜のお笑いやコントが好きな人も。

恋愛話より、冒険譚やミステリに惹かれる人だって。

男の子だって少女漫画が好きな人もいるし、可愛らしい小物や文房具に胸がときめく人だっていると思う。

私は女の子のもの、と言われるものも好きだし、男の子のもの、と言われるものも好きだ。そもそも区別もそんなにしていなかった。2歳上の兄の影響が大きいかもしれないけれど、兄だって私の少女漫画を読むし(『パタリロ』とか)、私だって兄の漫画を読んだ(『究極超人あ〜る』とか)。小学生にしてYMOのコンサートに行くような兄貴だから、ちょっと変わってたかもしれないけれど、私だって女の子の中では少し変わった子だったし、それもよく分からないというか、気づかないというか、そんなぼんやりした小学生時代を過ごしたって、みんなだってカテゴライズせずに、ごった煮みたいにして、遊んでたと思う。まぁ少し遊べば合う合わないは自然と分かるから、中学生くらいまでに類友にはなってゆくけど。

グラデーションの中にいる。

私は男の子の友達もそれなりにいた。話が合えば、別にすぐ友達になれた。アニメの話、昆虫の話、深夜ラジオの話、深夜のコント番組の話などは女子より男子との方が趣味が合う。でも少女漫画や少女小説(コバルトとか)の仲間もちゃんと女子の友達はいて、その辺はお互いグラデーションの中でみんな行ったり来たりしてたんじゃないかな。中学生位までは。

高校生になると、そうもいかなくなってきた。こっちはそのつもりでも、もはや壁がある。だからだんだん、女子は女子同士、男子は男子同士で群れるようになる。少なくともクラスでは、少しずつみな適度な距離の中にあった。ま、距離が縮まると付き合ったり、みたいな展開になってしまうお年頃なので、注意は必要だ。もう昔みたいに、趣味の話で男女の垣根なく喋るわけにもいかないんだな、と何となく察する。

部活やってて良かった、と思うのは、少なくとも同じ趣味の人たちの集いなので、ここではあまり男女を意識しないで好きなものや推しについて話せるし、同じように「上手くなりたい」という目標に向かって頑張れる。

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