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夏なので怖い話

とタイトルを打ってしまい困っています。

そう特に怖い話でもないのです。タイトル詐欺です、すみません。

早速本題。

中学生の頃、友達に「昨日駅で見かけたよ。お出かけだったの?」と言われたことがあります。休みの日だが1日家に居たはずなので、たんに他人の空似ってやつでしょう。そう、よくある話です。よくある顔なのです。変化球として「昨日かねきょちゃんのお兄ちゃんを駅で見かけたよ!見た事ないから知らないけど、かねきょちゃんにそっくりだった!」というのもあります。まあ、兄もまた良くある顔なのでしょうかね。てか、それが兄とは限りませんけどね。それに兄妹そんなにそっくりでもないし。ちなみに兄は和製ビル・ゲイツ(雰囲気)と昔同僚に言われてたようなので、私との共通点は眼鏡というところだけです。

高校生の頃、部活のとある先輩に「あれ?昨日夜7時ごろ北小金駅に居なかった?」とか「新松戸で見かけたんだけど」などと言われたのですが、そんな駅には行ったことも無いので「まーた他人の空似か……。よっぽどありふれた見た目なのだなぁ」と思いました。

そしてとうとう。

大学生になって、バイトで遅くなった帰りに電車に乗っていたところ、知らないおじさんに直に声をかけられる、ということが起こりました。

「おい○○、今帰りか……(ハッ)し、失礼しました。娘に似ていたもので……」

いや、娘さんの服装とか知らないけどさ、娘と他人を見間違えるかな、声かけられたってよっぽどじゃんね、しかも身内の方に。

と思って、家で父親にその話をしたら、

「いや〜お父さんも実は、お前によく似たどこかのお嬢さんに声かけそうになったことが2回くらいある」

と言われたので、やべえな、と思いました。

ファッションセンスのかけらもなく、流行にも疎く、これといった特徴もない私のような人間が、この世の中に量産されているのですよ。いや、個性的でないからこそ、そこいらにごろごろしているわけですが、なんかちょっと見てみたくなりますね。そんなに似てるのなら。

少なく見積もっても沿線に2人は居そう。

ドッペルゲンガー。
世の中に自分に似た人が3人は居るという話ですが。

大方はアイテムなどのせいでしょう。眼鏡、おかっぱ(とは限らないけど、ありふれた髪型)、ありふれた体型。

それでも、ちょっぴり会ってみたかったな。

会うと死んでしまうんだっけ? ドッペルゲンガー。

でも……どっちが?



(途中でnoteが障害になってしまって、下書きに残ってないかと諦めていたら8割……9割方残っていたのでそのままあげます。怖くないドッペルゲンガーの話、でした)

ありがとうございますサポートくださると喜んで次の作品を頑張ります!多分。