悲しみが大波のよに押し寄せて心は沖へ流れて行った

#短歌

短歌『ピュアなケーキ』より

短歌 #33 ピュアなケーキ

いつまでもピュアでいつづけるそのために彼らの声をふるいにかける

美しく膨らむケーキの横顔を落ち着くまでただ見つめつつ待つ

クリームを塗らないでまだ完璧なスポンジのままでいたいからまだ

きっぱりと立つ断面になれるならひと息に切れとケーキは願う

真っ白なクリームを乗せふわふわの真綿で締められる気はあるか

※画像はぱくたそ（フリー画像）さんからお借りしました。
#短歌 #ピュアなケーキ #