現状維持の罠にハマっていませんか?創造的無意識が成功を邪魔する理由
こんにちは、みなさん!
今日は「創造的無意識」と「ホメオスタシス」についてお話しします。
普段から「もっと良い仕事がしたい」「もっとお金が欲しい」と思っているのに、いざそのチャンスが目の前にやってくると、なぜか「やらない理由」を作り出してしまう経験、ありませんか?
実はこれ、ただの怠け心や迷いではなく、私たちの脳が無意識に働きかけているからなんです。
「創造的無意識」や「ホメオスタシス」という言葉に馴染みがないかもしれませんが、これらは私たちの日常に深く関わっていて、特に挑戦する場面で大きな影響を与えています。
今回は、この「やらない理由」を作り出してしまうメカニズムを解説し、それをどう乗り越えるかを一緒に考えていきましょう。
ホメオスタシスとは何か?
まず、「ホメオスタシス」という言葉について説明します。ホメオスタシスは、生理学の用語で「恒常性」とも呼ばれ、私たちの体が常に一定の状態を保とうとするメカニズムを指します。
例えば、体温が上がりすぎれば汗をかいて冷やし、下がりすぎれば震えを起こして熱を生み出す。こうして体内のバランスを維持しています。
でも、このホメオスタシスは体だけではなく、心にも働いているんです。
心の中でも、現状を維持しようとする力が無意識に働きかけ、変化や挑戦を避ける方向に導いてしまうことがあります。
これが、まさに「ホメオスタシスが心に働く」ということなんです。
創造的無意識とは?
次に、「創造的無意識」の話をしましょう。創造的無意識とは、私たちが意識していないうちに何かを生み出す力のことを指します。
たとえば、問題解決やアイデアの創出に無意識が大いに役立っていることが多いです。
突然良いアイデアが思い浮かんだり、難しい問題が自然に解決できたりするのも、この創造的無意識のおかげです。
しかし、創造的無意識は必ずしもプラスの方向に働くわけではありません。
特に、「現状を維持したい」というホメオスタシスの力が強く働いている時には、この創造的無意識が「やらない理由」を作り出すために使われてしまいます。
ホメオスタシスと創造的無意識の悪循環
たとえば、あなたが普段「もっと良い仕事がしたい」「収入を上げたい」と思っているにもかかわらず、実際にそのチャンスが訪れると、急に「やらない理由」が頭に浮かんでくることがありますよね。
・「自分にはまだ準備ができていない」
・「時間がないから無理だ」
・「今の仕事に集中すべきだ」
これらの「やらない理由」は、意識して考えているわけではなく、無意識のうちに作り出されているんです。
ホメオスタシスが現状を維持したいと強く働きかけ、そこに創造的無意識が加わって「やらない理由」を巧みに創り出してしまう。
こうして、私たちは挑戦や変化を避ける方向に進んでしまうことが多いのです。
なぜホメオスタシスは変化を嫌うのか?
では、なぜホメオスタシスは変化を嫌うのでしょうか?それは、人間の本能的な「安全を求める」性質が関係しています。
変化や挑戦にはリスクが伴います。新しいことに挑戦する時、失敗する可能性や不安がついて回ります。
そのため、脳は「現状のままでいたほうが安全だ」という信号を送り、ホメオスタシスが働きます。
人間は、知らない世界やリスクに対して恐怖を感じやすい生き物です。
無意識に安定を求めるのは自然なことですが、それが過剰になると、成長の機会を逃してしまうのです。
どうすればこの悪循環を断ち切れるのか?
ここで重要なのは、ホメオスタシスと創造的無意識が働いていることを自覚し、それを意識的に乗り越えることです。
そのためには、以下のステップを試してみると良いでしょう。
1. 無意識の働きを自覚する
まずは、「やらない理由」を自分で無意識に作り出していることに気づくことが第一歩です。
何か新しい挑戦や依頼をされた時に、頭の中で「やらないほうがいい」という考えが浮かんだら、その考えがホメオスタシスによって作られた可能性が高いと自覚しましょう。
2. チャンスを見逃さない
次に、自分の思考にブレーキをかけずに、目の前のチャンスを受け入れる意識を持つことです。
最初に浮かんだ「やらない理由」を一旦置いておいて、「もしこの挑戦をやってみたらどうなるだろう?」と考えるようにしましょう。これにより、現状維持の力を少しずつ弱めていくことができます。
3. 小さな変化から始める
ホメオスタシスの力を完全に打破するのは簡単ではありませんが、少しずつ変化を取り入れていくことが効果的です。
大きな挑戦をいきなりするのではなく、まずは小さな変化から始めてみることをおすすめします。
たとえば、新しい趣味に挑戦してみたり、普段の生活習慣を少し変えてみるだけでも、ホメオスタシスの影響を和らげることができます。
結論:創造的無意識を味方にしよう
「やらない理由」を創造的に作り出してしまう無意識の力は、実は自分自身を守るための防衛反応です。
しかし、これに囚われてしまうと、チャンスや成長の機会を逃してしまうことになります。大切なのは、この無意識の働きを理解し、意識的に自分の行動を選んでいくことです。
創造的無意識は、実はポジティブな方向にも活用できる強力なツールです。無意識に「やらない理由」を作り出すのではなく、「どうすればできるか」を考えるためにこの力を使っていきましょう。
ホメオスタシスに負けず、少しずつ変化を取り入れることで、より豊かな人生を送ることができるはずです。
読んでいただき、ありがとうございました!質問やコメントがあれば、ぜひお寄せくださいね。