楽!美味い!早い!が叶うサン・セバスチャン
旅先で、気負いして入ってみたレストランが期待外れだったことはありませんか?そんな思いはしたくない・・・「気軽に美味しいものを食べたい」、という方に朗報です。食べることが大好きな方へ、欲しかったものは世界一美味しいの街として知られるスペイン・バスク地方のサン・セバスチャンにありました!
この街の人々の料理への愛はマリアナ海溝のように果てしなく深く、街中のレストランやバルのレベルがとても高いのです。どのようにして、レベルが高くなったのでしょうか?
食に対する意識が高い
1870年にサン・セバスチャンで初めて形成されたTxoko チョコ(美食倶楽部)の存在から街人の料理への関心の高さがうかがえます。美食倶楽部は、かつては男性のみが厨房に立つことを許された、謎多き会員制の食堂です。「ソシエダ・ガストロノミカ」がもっとも名の知れた美食倶楽部でしょうか。現在は女性も参加できるところもあるようですが、今もなお代々受け継がれて続いているこの風習から、街の人々の食に対する熱量が感じられます。
そんな料理好きな人が多い街で起こった変革は1970年代のヌエバ・コシナ・バスカ(新バスク料理運動)です。この時、街の有名レストランのシェフたちが大胆にもレシピや料理技術を街中の人に公開したのです。もともと料理への関心が高かったこともあり、これによって街全体の食レベルが格段と向上したのです。
料理は進化している
人口に対してミシュランの星の数が世界で一番多い街であるサン・セバスチャンですが、2011年には「料理」で学位を取得することができる4年制の大学Basque Culinary Center(バスク・カリナリー・センター)が設立されました。料理を様々なアングルから学び研究する施設では、料理は変化し続けていて、国際的に料理に関連する全分野において向上を促しています。
サン・セバスチャンを含むバスク地方の大きな街では、ピンチョスコンテストが開催されています。コンテストではシェフたちが競い合いながら、集まり新しい料理や技法をシェアする場となっているようです。これにより年々料理は進化し、美味しくなっているのです。こんな風に料理に力を入れている街はそうそう無いでしょう。
バルホッピング
旧市街にはリーズナブルなバルが100件以上あり、いくつかのバルで実食してみると、サン・セバスチャンが美食の街と呼ばれる所以に納得します。立ち飲みで気軽に入れて、何を頼んでも本当に美味しいのです!
料理には是非バスク地方で作られるワインのチャコリやシードルを合わせてみてください。ひとつのお店でピンチョスを1-2個とお酒を1杯をいただいて、また次のお店へとバルホッピングすると、色々なお店が楽しめておすすめです。ピンチョスの種類は迷ってしまうほど豊富で、同じ食材を使用していても、お店ごとに味が違うので飽きることはありません。
以上、食べることが大好きな私のおすすめの旅先です!
是非サン・セバスチャンへ旅してみましょう、美味しい食べ物で心も体も満たされることでしょう。
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