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161_レッツ聞き読みカルタ (ひらがなおけいこ1年生)

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 お受験とは無縁な地区の子どもたちでも、小学校入学前に「ひらがな」については、ほぼほぼ「読める・書ける」の状態でなっています。

 小学校に入ってから「ひらがなおけいこ」を始めても、教育課程的にみれば よいはずなんですが、小学校の先生も、ある程度、「読める・書ける」を前提にしている空気を感じます。

 「先取り教育」として、文字練習や数練習に力を入れる園も多く、保護者もそれを期待しています。

しかし、子どもたちの発達年齢にはかなり差があり、「読めない・書けない」だけでなく「やりたくない」という思いがトラウマみたいにこびりついているお子さんもいます。

また、発達上の特性で、文字や数概念の取得に時間がかかるお子さんも一定数います。

家庭の状況も様々です。・・・

だから、いろいろなお子さんがいるのは当然ですし、そういったことを前提として、どの子も安心して、楽しく取り組める授業をすることが先生の役割です。

しかし、残念なことに

「あの子、自分の名前もまともに書けないんだよ・・・」

「1から10までの数が書けない子がクラスに**人もいるんですよ」

・・・とか、職員室で、遠慮なく、大きな声で、 ”大変さアピール” する先生がいます。ボクはドキドキします。もしここに、子どもたちや保護者や、外部の人がいたら・・・

子どもたちの発達段階が自分の想定より低いのだったら、それを残念そうに話したり、まわりにそのことを特別であるかのようにアピールするんじゃなくて、

「だったら、どうする・・・どんな手立てを打つか・・・」

「今は、できなくても、かならず、この子はできるようになる・・・そうなるよう自分もこの子と一緒に勉強します。」

と言える教師でありたいです。やせても枯れても、自分たちはプロなんです。子どもたちからも、保護者からの信頼をされるためには、勉強あるのみです。そして実践あるのみです。

少しキツい調子の文体になるのは、ボク自身が、幼少期には、先生のキツい言葉、キツい表情に、深く傷つき(当時は傷ついたということにも気づいていませんでしが・・・)、人前で歌が歌えなくなったり、スキップ(ピョンピョンとギャロップリズムで跳ねること)ができなくなったりしたことが関係しているのかも知れません。

ボクが今回紹介する、(ひらがなおけいこ1年生)は、「できないことを確認する」ツールではありません。そういう使われ方をされたら残念です。ぜひ、「お子さんのすばらしさを見つける」ためのツールにしてください。

カネッチの学舎では、入門期の文字学習用のWEBアプリがたくさんあります。よろしかったらお越しください。

 カネッチの学舎>(マガジン)国語教材アプリの小部屋




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