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20年前HIFD開発の現場にいた

新型ウィルスワクチンの共同開発がニュースになっていますが、うまくいっている時は良いのですが、問題が発生すると自分の組織を守る意識が働き共同開発している他の組織に問題があるとお互いに主張し合うことがあります。

20年位前私が勤めていた会社は他の2社とHiFDと言う新製品の開発をしていました。フロッピーディスクと互換性があり専用ディスクを使うと200 MBの容量が得られるとゆう当時としては画期的なものでした。

出来上がったものをフォーマットにかけて良品で得られたものは100枚中良い時でも20枚位下、悪いときは2、3枚と言う有様でした。

試作を繰り返しましたが良品得率は20%以上になりませんでした。

私が所属していた会社は磁気ディスクを担当していましたが、問題は磁気ヘッド担当の他社にあると指摘、するとその会社はディスクドライブ担当のもう一社の回転ムラのせいするという具合で開発スケジュールは遅れていきました。

何とか発売までもっていけたのですが、すでにCD-Rが市場に出回っていて200MB程度の磁気ディスクでは競争できる相手ではありませんでした。

今思えばフロッピーディスクとの互換性にこだわったところが失敗だった思います。200 MBの専用ディスクとして開発していればもっと早く製品化できたでしょう。

なんと!まだ売ってました。URL貼っときます。

https://a.r10.to/hzUVAr



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