トルコ

トルコのエルドアン大統領が再選して20年になるらしい。
あまりトルコに関して詳しくないが、非常に面白い立ち位置になっているようで、
メモ的に残しておく。

トルコと言ったら、オスマン帝国時代に最盛期があり、
昭和、平成は、トルコ風アイスぐらいのイメージで、そこまで国際的な存在感がなかった。

数十年前も、EUに入りたくて入れないイスラム圏の国、という形で、
中々イケてるイメージがなかった。その頃もエルドアン大統領だったと思う。

しかし、最近第三勢力の一つとして存在感を出してきている。

というのも、プーチン大統領と仲良くやりながら、ウクライナにもサポートするという動きをやり、
陸路の要所として、一帯一路の中国ともしっかりと繋がっている。

“全方位外交“として、西でも東でもない、地政学的にも真ん中の位置を取っており、
ウクライナとロシアの仲介ができる稀有な国として注目されている。
実際に、ロシアとウクライナの穀物輸出問題も一度仲介をして成功させている。
(今今はまた止まってしまっているが)

首都のイスタンブールは、クリミア半島のある黒海に繋がり、地理的にも非常に興味深い。

一方で、メディア規制や独裁政権ぶりは非常にすごい。
2016年のクーデター未遂からも、数万〜数十万人粛清しているらしい。

軍事兵器の開発にも力を入れており、アメリカレベルの戦闘機も開発中とのことで、
どこに向かおうとしているのか。

現在も物価がめちゃくちゃ上がっており、
インフレ対策として今日、政策金利を25%にしたとのこと。

西か東かの時代は終わり、立場を留保している国がかなり増えている。

一方で、積極的にどちらともに関わるトルコ。
国内情勢や全方位外交がいつまでバランスが取れるのか。

逆にバランスを崩した場合、どうなるのか。

今後の動きは非常に興味深い。

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