見出し画像

※ネタバレ※MONOEYES 「Between the Black and Gray Tour 2021 in USEN STUDIO COAST」2021.09.02

今日は、私にとって最後のコーストかもしれない。
なんて思いながら向かった。

いつだって、別れは突然で
名残を惜しむことが出来る時間があるのなら、それを大切にしたい。


前説で、細美さんは
「いま、できることをやろう」と、言う。
「ライブができる。拍手ができる」
と、できないことよりも、できることを考える。

魔法の言葉のようだった。



並べられた椅子に座り、MONOEYESライブのあの興奮を、感じることはできないだろうな…
なんていうネガティブな感情が心のどこかにあったのを、あっという間にふっ飛ばす。

これからステージで歌うスター(?)がライブの始まる前に観客と対話をするなんて
なんて、不思議なんだろう、といつも思う。
だけど、この言葉が、今日のライブを良いものにしたのは間違いない。
「できることをやる。」
これこそが、細美さんなんだな。


頭を蹴られながら、人と人をかき分けて必死でステージを見ようとする。
そんな、数年前のこの場所での自分の姿を遠い昔のように思い出す。

でも、今日のライブは
これはこれで最高だ。
“出来ない”は“これから出来る”の希望でもある。


そして、今日は、
MONOEYES、細美さんにとっても最後のコーストだったかもしれない。(1月までにまだブッキングされる可能性もなくはないが、今日が最後とのこと。)

歌いながら、演奏しながら一体何を思い出したのだろう。
ここで、誰と、どんな景色を見たのだろう。

決してセンチメンタルにならないように
“歌に集中する”という言葉通り、ライブは進む。

それでも終盤

“壊れるものだから大切なんだ。”
いつかなくなるから、なくしたくないんだ。

と、そんな言葉でSTUDIO COASTを惜しむ。

ダブルアンコールで歌った「Two Little Fishes」は今日は、今日だけは、コーストと細美さんのデュエットだった。


“俺の最高の歌をもう、聞かせてやれないのが、残念だ”

キラキラの箱からは、照れながら
“ありがとう”と聞こえた。





MONOEYES Between the Black and Gray Tour 2021
USEN STUDIO COAST
2021.09.02

Bygone
Run Run
Free Throw
Interstate 46
Fall Out
Like We've Never Lost
Castles in the Sand
Get Up
lridescent Light
明日公園で
Somewhere On Fullerton
Thermite
Nothing 
Satellite
グラニート
3,2,1 Go
Outer Rim
My Instant Song
リザードマン

en.    彼は誰の夢 
en2. Two Little Fishes

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?