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いつもの環境は居心地よいけど変化はないね 前に進むための刺激をいただく No.533

今日も昨日に続き12日に訪問した埼玉の優良企業見学の気づきから書かせていただきます。※昨日は石坂産業様について書かせていただきました。


石坂産業様で多くの気づきを頂き「まだまだ自分には出来ることがある!」とスイッチが入った状態で、次に訪問したのが株式会社埼玉種畜牧場 SAIBOKU 「サイボク」様です。

サイボク様もメディアへの露出が多く、ご存知の方も多いと思いますので、サイボク様の素晴らしさについては触れませんが、二代目社長の伴走者としての気付きを書かせていただきます。

石坂産業を出て約30分バスで移動し、サイボク様に到着後お土産の買い物をした後、笹崎社長のお話を伺いました。

笹崎社長は70代ですが全く年齢を感じさせない迫力があり、知識も深いのが良くわかるお話で、メモを取る手が止まりませんでした。

石坂社長、笹崎社長ともに二代目社長ですが、世に言われる二代目のイメージとは全く違い創業者のようなチャレンジ精神をもって事業に取り組まれています。

大きく4つの話を伺いましたが、どれも大変学び深い話しでした。

1.時間の使い方
2.何のために会社をやるのか
3.二代目社長のコミュニケーション
4.これからの時代について

1.初めに時間の話をされたのですが、人生が何時間あるかを考えたことがあるでしょうか?
80年なら700,800時間
100年なら876,000時間

という時間になりますが、その中でどれだけ仕事に使いどれだけ学んでいるかを計算してみると

仕事は一般的なサラリーマンで1日8時間×250日×45年 90,000時間
経営者のように1年毎日仕事をしても 8時間×365日×45年 131,400時間

寝ている時間などを引いて、可処分時間で考えれば3分の一が無いとしても80年なら700,800時間の3分の2は467,200時間のうちの132,400時間とすれば、人生における仕事に費やしている時間はそれほどないという事です。

仕事が忙しく時間が無いというのは嘘で本人次第でいくらでも作れるという事です。現に忙しい人ほど多くの事に取り組み多くの成果を出しています。

逆に1日の5%を学びに使ったとすれば1.2H(1日の5%)×365日×80年
35,000時間もの学びが取れるので、学んでいない方との差は歴然となります。しっかりと時間を意識して学んでいかなければいけないと思いました。

2.次に、何のために会社をやるのかという話でした。経営者は常に学びしっかりと会社を運営していく必要があります。

経営者はサラリーマンに比べ労働時間も長く、付き合いも多く決して楽な仕事ではありませんがなぜやるのか?そこが明確でなければ、経営者は出来ません。

本来は世の中のためにという強い想いを持っていなければ経営者は続けられない、いざ苦しくなるとすぐに会社をやめてしまう。しかし世の中には自分の実りのためだけにという経営者があまりにも多く、そんな経営者では会社は存続しない。

まわりの人のため、社会のためにという思いが無ければ会社は存続できない。

経営者として厳しくも心に響く言葉が並びました。

3.二代目社長のコミュニケーションについて、笹崎社長の元に多くの二代目社長が相談に来られるのですが、そのほとんどの原因が「親子の対話」が無いことが問題で、そこがクリアになると一気に解決するそうです。

これは頭では理解できてもうまく話しあえないのが親子です。ご自身も息子だから社長になったといわれ続け苦労をされたので、今があるそうです。

二代目社長に大切なのはどれだけまわりに厳しいことを言ってくれる人を置くかが大切で、なれ合いやなあなあで過ごすと、それで会社は終わってしまいます。

どれも厳しい話ですが、自分にとっても身の引き締まる思いでした。

4.最後にこれからの時代について話をされました。今社会は成長の時代は終わり成熟しています。成熟の先に何があるのかという質問がありましたが、私を含め今の多くの人は答えられないそうです。

昔の人は農業を知っているので簡単な事なのですが、答えは「種をまき次の世代につなげる」という答えでした。

そんな当たり前のことにも気が付いていない人が多いのですが、今の時代は時代の変わり目で、まさに成熟の先に新たな時代の種をまく時代になっています。皆さんも次の時代に向けて種をまいていきましょう。

お二人の素晴らしい二代目社長にお会いし目線の上がる一日でした。

皆さんも定期的に外部の刺激を受けて目線をあげて進んでいきましょう。

今日の一言
次の世代の種をまく
今は時代の変化の時というのを理解し、次のための種まきをしっかりと行う。

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