良い会社を作る② 良い経営者とはNo.676
昨日から「良い会社」について書いています。
私も以前はLFC株式会社という会社の社長をしていて、LFCは「日本で一番大切にしたい会社大賞」も受賞している企業でしたが、良い会社にもいろいろ定義があります。
今日は会社が良くなっていくために、一番重要な要素である経営者について書いていきます。
良い会社の条件については昨日いくつか書きましたが、そうなるために必須なのは経営者が「良い会社」になりたいと思うことなんです。
そんなの当たり前じゃんと思う方、経営者も色々大変で日々の経営で精一杯で、会社を良くしていこうなんて余裕のない方も結構いるんです。
会社とは経営者で99%決まるので、その経営者が良い会社を目指していなければ、勝手に良い会社になることはありません。そういった想いがある事が基本ですが、では想いがあればなれるかというとそれだけではできません。
大切なのは経営者自身が、「良い経営者」である事です。
良い経営者の研究を専門にしている方もいらっしゃるくらい、良い経営者には色々な定義がありますが、今回は3つのポイントに絞ってお伝えします。
1.本気力
2.影響力
3.素直力
の3点になります。
1.本気力
本気力とは何事にも本気で取り組むという、とても単純な事なのですが、これが意外と出来ていない経営者の方がいらっしゃいます。
もし皆さんが本気かどうかを調べるのに一番簡単なのは「言い訳」を言うか言わないかです。
少し厳しい言い方になりますが、もしあなたが経営者で今業績が下がっていたとして「コロナのせいで」と言っていたらそれは本気ではないということです。
本気で取り組んでいれば、「コロナの環境だけど○○が出来る」「コロナでお客さんが減っているから○○に取り組める」などプラスの言葉が出てきます。
また、本気で取り組んでいる方は、やりたいことが多すぎて「言い訳」を言っている暇もないのが事実です。愚痴や言い訳を言っている暇があるのなら、今やるべきことに取り組んだ方が結果は良くなります。
2.影響力
良い経営者は影響力を持っています。これは影響力を持とうと努力したのではなく、経営者として真剣に取り組んだ結果として影響力を持ったという方が多いのではないでしょうか。
「何を言うかより誰が言うか」という言葉の通り、同じこと言ってもなぜかこの人のことは聞いてしまうという人がいます。その方の発する言葉の重みとも言えますが、これはうまくしゃべるかどうかは重要ではありません。
例え朴訥としゃべっても伝わる話をする方はいらっしゃいます。何が違うのでしょうか?
そこにはその方の理念や信念といったブレない想いがあります。そんな思いが言葉となって出た時に人に伝わり、それが影響力となります。
また、そういった方は、等身大の自分で皆さんと接するため無理をしておらず自然体なので魅力があります。
これは私も経験があるのですが、良く経営者の方は「偉くないといけない」とか「威厳が無ければいけない」と鎧を着て自分を大きく見せている方がいらっしゃいます。
こうなった弊害は何かと言うと、例えばわからないことが有った時に社員には聞く事が出来なくなります。「社長は何でも知ってなければいけない」という幻想に縛られて、気軽に社員に聞く事も出来ないんですよね。
私も「こんなこと知らないんですか」と言われるのが怖くて、現場に入れず現場のメンバーと仲良くできていない時期が長くありました。そして時間が経てばたつほど聞けなくなって、結局自分で必死に調べた経験があります。
そんな無駄な事をしなくても「知らないから教えて」の一言で、現場のメンバーとも仲良くなれるし、知識も増えるので、本当に無駄な事をしていました。
等身大の自分で素直に聞けば簡単に解決するので、鎧を脱いで等身大の自分で皆さんと接して魅力を発揮していきましょう。
そうは言ってもなかなか素の自分が出せないという方も多いと思います。こうやって書いている私も以前はそうでした。
ではどうやったら素の自分でいられるのかという話は明日に続けたいと思います。明日は影響力の続きで、等身大の自分でいるにはどうするかという話になります。
今日の一言
良い会社にするには良い経営者が必要
成長するための実践行動
・良い経営者には・本気力・影響力・素直力が必要
・本気力があるか見分けるには「言い訳」しないかを見る
・影響力を持つには、理念や信念を持ち等身大の自分でいること
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