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すべてはハッピーエンドへの道標

大人になったいつの頃からか、風のように生きたいと思うようになった。

自分が歩いた道の余韻が、風のように人々の記憶に残ったらいいなと。

いま起きている世界規模の大型サスペンスドラマにおける私のキャスティングは、世の中のネガティブな波動と悪に戦いを挑む役ではなく、希望と勇気と感動の灯りを燈すことで、調和の波動を創るお役目なのだろうなと思う。

どちらの役も必要だけど、自分の持ち場で自分らしく、人類の進化と向上に貢献できるのがベスト。

すべては、やがて来るハッピーエンドへの道標なのだから。

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前向きよりも上向きに

日々流れてくるネガティブな情報の渦に巻き込まれないようにするには、自分の視座を高めておくことがとても重要になる。

視座は、後ろ向きよりも前向きがよろしいのですが、人間は目も耳も鼻も前向きに付いているし、心の方向も、朝起きたときに「今日は史上最悪の日にしよう!」と張り切る人いないので、人は自然に前向きであるようにできているはず。

人生をより豊かに感動的に生きようとする賢者は、前向きのさらにワンランク上の「上向きの視座」を持つという選択肢がある。

大切なことは、前だけでなく、横にも後ろにもあるのだから。

上向きの視座を持てると、上から下を俯瞰的に観れる能力も、もれなく手に入る。

能楽を大成させた世阿弥は、この視座を「離見の見(りけんのけん)」と呼んだ。

世阿弥は、自分が演じる一挙手一投足を、客席からの視点と上からの視点の両方を、リアルタイムで観れていたと言われている。

これは演劇の天才だけができることではなく、人間がもともと持っている能力を「磨いた」人が到達する視点なので、私は「標準装備」と呼んでいる。

外側から「身に付ける」オプションではなく、本来持っている能力を「磨く」という王道のアプローチ。

私はこの視座を得るための思考を「上向き思考」と名づけた。

次のチャールズ・チャップリンの二つの言霊は、「下向き」から「上向き」へ視線を上げる勇気と喜びを私たちに与えてくれる。

 下を向いてばっかりいたら、
 絶対虹を見つけることは出来ないよ。
 人生はクローズアップで見れば悲劇だが,
 ロングショットで見れば喜劇だ。


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