見出し画像

【開幕!さわかみ関西独立リーグ】神戸三田ブレイバーズ VS 06ブルズ

アメニスキッピースタジアムにて

4月3日朝9時。兵庫県三田市のアメニスキッピースタジアムに続々と選手が集まってきた。
神戸三田ブレイバーズの選手たちは各々の手段で、06ブルズの選手たちは東大阪からバスに乗ってやってきた。

「もう開幕やねんなぁ。早かったなぁ」とは橋本大祐監督。

画像16

12月にチーム名を変更してから4カ月となった。

川崎大介球団代表は「三田市とパートナーシップを締結し、地域の皆様に応援してもらえるようになったと実感しました。三田市内で練習ができるようになり、地域の皆様の協力が本当にありがたいです」と語った。

橋本監督も「まだコロナ禍が続く中、野球ができるというありがたみを感じてプレーをしたい。まずは今日勝ちたいです」と試合前に抱負を述べた。

そして06ブルズは桜井広大監督の初陣となった。
「最後まで諦めない姿勢で戦うために、今日1試合をしっかりやっていきたい」と意気込んだ。

試合の概要

1回の裏、濱田勇志のヒットを皮切りに、ブルズのエラーなども重なり4点を先制。ブレイバーズはその後も着実に点を重ね、12対4で大勝。

ブレイバーズの先発西村太陽はストレートと変化球をうまく織り交ぜ7回8奪三振の好投。ブルズも中盤以降安打が出るようにはなったが、あと一本が出ず、西村を攻めきれなかった。

試合を振り返って

「相手の守備の乱れで先制できたけれど、打者陣が凡打でも全力で走っていたのがいい結果につながった。初回に先制できたことで楽になった」と試合後に橋本監督が振り返った。

1回裏、相手のエラーがあった。ファンブルや送球ミスだったので、焦らずに対応していればひょっとしたらアウトになっていたかもしれない。しかし各打者がしっかり走り切ったことで、結果がいい方向にブレイバーズ側に傾いた。

「(開幕投手の)西村は調子はよくなかったと思うが、よく投げ切ってくれた。雰囲気は悪くないので、今後も今日のような形でしっかりやって行ければと思う」と、次戦9日の堺シュライクス戦をにらんだ。

画像2

開幕のマウンドを任された2年目の西村太陽投手は「変化球がイマイチでスライダーを打たれかかっていたので、チェンジアップ主体に切り替えた。特に緊張はしていなかった。いつも通りにできればと思っていた。次は四球を少なくしてしっかり抑えたい」と次を見据えた。

バッテリーを組んだ小倉寛夢捕手は「西村と組んで初めて点を取られてしまった。西村はリードしやすい投手。崩れても立て直す力がある。これからまた2人で組んでゼロを重ねて…西村が選抜に選ばれたときに僕も選抜に選ばれて活躍できるように頑張ります!」と、ちゃっかり選抜入りへのアピールを交えてコメントした。

画像3

(小倉寛夢捕手と西村太陽投手)

球団名変更後の初勝利に川崎球団代表は「ほっとしています。去年から選手たちも『勝ちたい』とずっと言っていた。優勝することもドラフトに指名されることももちろんだが、地域の皆さんにも『勝つところが見たい』と言われていたので、まず一勝できてよかったです」と胸をなでおろした。

一方ブルズ側。
「平常心で行こうと思ったが、外野から見てみんなの動きが硬いなと思った」と振り返ったのは高山健太選手。内野で5つのエラーがあり、開幕という独特の空気に飲まれていたのを肌で感じていた。

「僕自身も5打数2安打でヒットは打てていたんですが、得点圏で一本が出なかった。こういう時に打てないのも4番の責任だと思っています」と2度の得点圏で打てなかったのを悔やんだ。

画像4

(高山健太選手)

「11日は花園での開幕戦なので、全打席放り込むぐらいの勢いで打席に立ちたい。チームが勝てるように4番として活躍したい」と意気込んだ。

桜井監督は「1点差で負けても大差で負けても負けは負け。勝つときも1点差でも大差でも勝ちは勝ち。花園での開幕戦では。応援してくれるスポンサーやファンの方に喜んでいただけるようにどんな形でも勝ちたい」と前を向いた。

ブルズの本拠地開幕は4月11日(日)。花園中央公園野球場で12時より行われる。
https://baseball.omyutech.com/CupHomePageSokuhou.action?gameId=20210411871


その他試合などの様子

画像5

(ウォーミングアップで逆立ちをする野井優星投手)

画像6

(全力疾走でこっちにやってきた遊馬ジェシー選手)

画像7

(登録は右投げ左打ちも、右打席に入りヒットも打った関アンディ選手)

画像9

(着ている服の関係上、凶器攻撃を仕掛けているようにしか見えない小笠原智一投手)

画像9

(セカンドゲッツーのシーンで軽快に飛ぶ田中時織選手)

画像10

(ヘッドスライディングで生還する駒崎真也選手)

画像11

(円陣で話す新谷恵右選手)

画像13

画像13

(構えが完全一致。佐藤蓮選手と柏木寿志選手)

画像16

(翌日のジャイアンツ戦選抜メンバー。左から小牧顕士郎、來間孔志朗、楢原健汰)

画像15

(ファンを見送る神戸三田ナイン)

画像16

(当日の審判団。左から戸本、片山、大瀬戸、中塚)

(文・写真:SAZZY)

■今後のさわかみ関西独立リーグ日程
https://kandok.jp/schedule/








この記事が参加している募集

野球が好き

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?