見出し画像

ひとり暮らしって。(その2)

また今回、とても良かったことは、息子とじっくり話ができたことです。

特に軍隊時の細かい話から始まって彼の人生観など、貴重なお話を聞かせてもらいました。

(ダイナミックな先輩との出会い)

軍隊時の職場で隣の席(軍隊勤務が事務作業だったので)の先輩がとても魅力的な方で、その先輩から多大な影響を受けたそうなんです。

その先輩は両親がお医者さんで海外生活も経験しながら、自分の将来に対してやりたいことをすべてやってみて、軍隊に入ってきたのも35才頃、兵役後は突然大学を受験したくなって(それも一発で合格し)、今は医大生だとか。

将来、息子はコンピューター分野のどの方面が自分に合っているかと悩んでいたので、就職先をコロコロ変えてきたその先輩との出会いは大ショックで、自分の悩みなんかちっぽけに感じたそうなのですw。

そして何よりもその先輩が息子に・・・

「すべては今を楽しむことだよ♪」

と、教えてくれたそうです。
またそれを実践している楽しそうな先輩の姿が、とても素敵だったようで♡


その先輩はまた、あまり仕事をせず上手にさぼりながらw、上司からは可愛がられる姿を見て、息子はこれにも大ショック!!

息子の仕事のスタイルはまじめで、与えられる仕事はなるべく早く完璧にこなすという上司から見ると大変使いやすく、本人にとっては仕事が次々に溜まるタイプなんだそうで。

そんなアップアップの息子の姿とみて、その先輩が・・・

「人生100%を追求すると余裕がなくなって、楽しめないぞ~!
 80%でよしとしたら。」

と、教えてくれたそうなんですw。


その影響から今回なぜか、息子くんに余裕があったんですね♪

「なんとかなるよ!」

とか言っちゃって、あの子の人生の中で見たことのない余裕っぷりに、大変驚きました。。

この先輩のおかげだったんですね・・・

本当に有難いことです!!

息子の除隊時、その先輩はわざわざ駆けつけてお祝いしてくれたそうです。
ありがたい、有難い・・・(イラストはお借りしました。)



(先祖の話、国家有功者なんだね)

今回私が家系図をつくって、母方のお祖父ちゃんの弟さんが第2次世界大戦時海軍に所属し、台湾の高雄で戦死しているお話をしたんですね。
きっと軍隊経験した息子にとって、身近に感じるんじゃないかなと思って。

すると、息子くん・・・

「あっそ、国家有巧者(国の功績者)なんだね。」

「えっ、ちょっと、それだけ???」

「まぁ~、すごいとは思うけど、自分もその立場になったらそうなると思うから、あっそってな感じかな。

実際、軍隊に入ってまず教育させられるのが、死んだ軍人の姿の写真を見せられて、『こうなりたい人~?』と教官が聞くのね。

すると誰も手をあげないけど、『じゃぁ~自分がこうならないと、家族がこうなるかもしれない場合、こうなれる人~?』と聞くと、全員が手をあげるんだよ。

だから軍人になると、その覚悟ができるようになるなんだ!」

おぉおぉおぉお~~~!!!
驚きましたねぇ~~!!!!!

小さい頃、いつもお母さんにおんぶされて、えんえん泣いていた息子くんが・・・こうやって国や家族のために、犠牲になってもいい!!なんて思ってらっしゃるとは?!?!

いやぁ~韓国のお母さま方が軍隊のことを、「最高の教育機関」だという意味が、しみじみ分かりました。

入隊する時、丸刈りになって半べそかいていた息子くんがねぇw
随分大きくなったものです…(イラストはお借りしました。)


家族から離れて、精神的な「ひとり暮らし」は・・・

周りの新しい環境などを通して、いろいろと成長させてもらえる
「素敵な場」なんですね!!


(おまけ)
今回、息子家に滞在中、友人に会いに4時間ほど外出したんですね。
で、帰ってきたら、なんと息子が・・・

「お母さんがいたのに、いなくなったから、会いたくなっちゃったよ!」


あらまぁ~~!!
思ってもみなかった、ご発言!!

それは母親に対する、大サービスなのでしょうか~~♪

そして、思わず、あの時のことが思い出されちゃいました♡


長い間お付き合いありがとうございました!




この記事が参加している募集

拙い文章を読んで頂いて、ありがとうございました。 できればいつか、各国・各地域の地理を中心とした歴史をわかりやすく「絵本」に表現したい!と思ってます。皆さんのご支援は、絵本のステキな1ページとなるでしょう。ありがとうございます♡