SixTONESにハマって知ったアイドルが歌う「俺たちの歌」という文化

新参スト担がいかにして沼に落ちたかを語っているnoteですが、本日は「俺たちの歌」について書きます。
SixTONESで言うと「Amazing!!!!!!」とか「NEW WORLD」がそれなんですけども。

私はこの2曲をSixTONESの沼に落ちかけているときにはじめて聴いたんですが、はじめはマジで「?????」でした。
例えばAmazing!!!!!!の歌詞を見てみましょう。

SixTONES 輝き放つ 俺らの原石 Amazing
SixTONES 歌声にして 響け音色 Amazing

じ、自分たちのことを歌にしてるの、この人たち…?
って思いました、正直。

今まで私の聞いてきた音楽って、聴いてて共感するとか、そういう感覚いいなぁとか、歌詞がなくてもアガるとか、中には歌詞が深すぎて解釈が難しいとか、なんかそういうものだったので、わかりやすく自分たちのことを歌ってるのを見て、え、ダサい…と思いました(正直すぎる〜)。

「俺たちの歌」の楽しみ方

しかし、SixTONES沼に肩までズブズブにハマったあとに聴くと、「Amazing!!!!!!」も「NEW WORLD」も超名曲では?と思うようになりました。

まず沼にハマると、「みんな頑張れ!頑張って売れろ!もっと世間に認知されて大きくなって!」と思うようになるのですが、これがなんていうか、ファンの目線というかファミリー感というか、ある種の親目線?みたいな感じなんですよね。
その感覚を持ちつつ、グループの歴史なんかも知っちゃうと、「俺たちの歌」が最高のエンタメになってしまうのです。

SixTONESは不遇なジュニア時代を過ごし、長い下積み期間を経てようやく掴み取ったデビューでした(聞いた話)。
一度はジュニアながらドラマの主演に抜擢された6人でしたが、その後すぐにグループが結成されたわけではなく、散り散りになり、ようやく再び集まったと思ったら更にそこからデビューまでに5年かかり、その間後輩グループがデビューしてどんどん売れていく、みたいな、涙なくては語れないエピソードがめちゃくちゃあるわけですよ。
メンバーひとりひとりの歩んできた道を知れば知るほど、腐らず頑張って耐えて耐えてここまで来たんだね…!!と思わずにはいられない。

デビューシングル「Imitation Rain」のカップリング曲「NEW WORLD」なんかもう、デビュー時のSixTONESの心情をストレートに描いた歌詞と、爽やかな曲調が合わさって、超泣けるんだわこれが。
さっきまでダサいとか言って本当にすみませんでした、私が無知なだけでした。

NEW WORLDはSixTONESのYou Tubeチャンネルで低予算MVが公開されていますので、そちらをぜひご覧ください。

この曲の刺さる箇所を歌詞を交えながら書きます。

いつでも君がいれば 不思議と強くなれた
落ち込んだ時も 一人ではないんだって
挫けそうな時も 負けるわけないって

何度も何度も支え合ってきたから 怖くはない
どんな事も諦めない そう決めたんだ

歌い出しからエモい。
本当に何度も何度も支え合ってきたんだろうな、諦めずに頑張ってくれてありがとう…

いつでも君のことが 本当は羨ましくて
こらえる涙 自信をなくしたり
輝く君に 負けたくはなくて

何度も何度も この悔しさを力に変えてゆく
それが僕らの変わらない強さなんだ

2番のAメロが最も泣ける。
気が使える大人のSixTONESは、きっと表には出さないまでも、心の中には色々と複雑な思いがあったんだろうな…

誰でもない 僕らは僕らだ 気付かせてくれた
高め合う仲間と その手を突き上げれば

ジャニーズっぽくないと言われるSixTONESなので、過去に色々と言われることもあったと思いますが、いつまでもSixTONESらしさを大事にしてもらいたい。
ラップ担当じゅったんの歌唱パートが沁みる。

全て無駄じゃない 過去も糧に Over the top

じゅりラップの最後。
色々あったけど振り返ればすべて無駄じゃないと思えるジュニア時代だった、というようなことはインタビューとかでも6人全員が口にしていて、本当に強いチームだと思った。
エモがすぎる。

あの日の偶然の出会いから 始まった 僕らのストーリー
きっと奇跡なんだ Ah...

もう一度6人で活動したい、と直談判したのはジェシーだったそうですが、そのジェシーが歌うこの終盤のソロパートよ。
涙腺が馬鹿になるわ、これは。

頑張っている姿が見えるからこそ楽しめる「俺たちの歌」

とにかくジャニーズは(というかアイドルは、かな?)下積み時代から成長する姿を余すところなく見せてくれます。
「俺たちの歌」は、その姿を知っている人ほど楽しめる曲なのだと思う。

SixTONES初見の人には「NEW WORLD」は勧めないかなー。知らないと良さがわからないというのは自分が体感したので。
まず見てもらうならSixTONESの歌唱力の高さがよくわかる「Imitation Rain」と、ジャニーズらしからぬ治安の悪いパフォーマンスが見られる「RAM-PAM-PAM」のライブ映像ですかね。

思うに、「NEW WORLD」が好きって言ってる人はそれ以前にSixTONESが好きだよね。
(歌詞関係なくいいメロディーなのでそれが好きって人はいると思うけど)

アイドル、知れば知るほど楽しめる要素が増えていくので日々発見です。
それにしても今日も推しが尊い。
ミュージックソン頑張ってほしいです、キスマイ兄さんよろしく頼みます!!

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