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茶道の茶の字も知らんのに推し目当てで「なごみ」を買った話

SixTONESを推すようになって1年、色んなエンタメを繋いでくれるSixTONESの手玉に取られていたら、ヒップホップを聴くようになり、バラエティに出てくるオモロ人間をたくさん認識できるようになり、MARVEL履修するようになり、なぜか遊戯王、ポケGO、ポケカの知識が身に付き、改めてKing Gnu様の素晴らしさに気づき、最近のボカロやらサブカルでご活躍中の素晴らしいアーティストを知り、推しが出てなくてもミュージカルのチケットをホイホイ取るようになってしまったのですが

この度茶道の専門誌「なごみ」を購入するに至りました。

だって京本大我さんの着物姿が拝めるっていうから……………その数ページのために雑誌を買う愚かな生き物と笑っていただいて結構です…………

しかし買ってみたらこの「なごみ」という雑誌、めちゃくちゃすばらしくて!!!
あまりにも読み応えがありすぎて最近支払った880円の中で最も有益だったので、私にはなんの得もありませんが、今から勝手に宣伝と、おすすめの読み方をお話したいと思います。

まずはp56「京本大我 亭主のもてなし」から読みます。
メインイベントにして初心者にとっては「なごみ」を楽しむ入口ともなる素晴らしい連載。
きょもちゃんの勇姿目当てにまんまと茶道専門誌を購入した私のようなオタクにも読みやすいように、注釈やふりがな付きの親切仕様となっております…ありがたや……。

は〜〜〜〜〜京本大我さん、美しいなァ……………なんて凛々しいお姿……この前までニューヨークの真ん中でストライキしてたとは思えないわ……(ニュージーズ最高でした、マジで再演頼む)
タキシード着ると西洋の王子様なのに、着物着ると高貴な家元になっちゃうの、本当に奇跡の生命体…うっとり……

着物大好き女なのできょもちゃんがお召になってるものが気になって調べました。
円居(まどい)さんは仕立て、着付け、レンタルまで幅広く扱っているお店のようです。
レンタルのホームページはこちら
浅葱色に鶴の引き振り袖まじでたまらん、これ着たかった………

きょもちゃんが着てるので近いのはこれかな

円居さん、レンタルのお値段が………お、お安い……(まあ着物って高いからそりゃ高いんですけど、すっごく良心的……)
アンティークの振り袖がギリ10万円台で借りれるというのはすごいことですよ…しかも着物も組んであるコーディネートもすっごくかわいい〜〜〜〜〜!!!!
興味ある方ぜひ見てみてください、これから成人式や卒業式の方はすごく参考になるんじゃないかな…
アンティーク振袖レンタル

ビジュアルはInstagramの方が見やすいですね。
目の保養だわ〜〜〜
円居Instagram

うーむ、これはとてもいいお店を知りました。
今後結婚式にお呼ばれすることがあれば訪問着借りてみたいなぁ。

そしてそして、袴に隠れて全く見えない帯ですが、皇室御用達の龍村美術織物とのことです……ローブデコルテの生地をお仕立てしてるところですね…ちょっとでも見たかったわ……
こちらもホームページが目の保養ですので興味ある方はぜひ覗いてみてください。

茶道やってみたいと思ってはいたものの、茶道のなにがよいのかは理解できず、ニッポンのココロ?を?学ぶ?ために?習いたいかな?などと浅はかな考えしかなかったのですが、
p56の「亭主のもてなし」本文を読むと、茶道を通して丁寧にお客様をおもてなしすること、つまりは丁寧に生きることを体感として学べるってことなのでは?と思いました。
やったことないんで全然よくわかんないんですけど、茶道をテーマにした小説や映画を見てもいまいちピンとこなかった良さがここにきて焦点が合った気がする……この短い文章で……すごい……。

さて、P58に掲載されてる写真の説明書き、なんのことだかさっぱりわかりませんね。
さっぱりわからないですが、なんかこういう道具があるんですね?とサラっと見てからp5からの特集記事「現在の千家十職」を読んでみます。
そうすると、ぼんやりとではありますが道具一つ一つにこんなに命かけてる職人さんがいるんだな……というのがわかって、ほ〜〜〜〜っという気分になれます(感想がうすっぺらい)

p40からの県談は特に興味深く、職人さんの中でも意外と女性が活躍しているんだなぁと。
平易な言葉でその世界ならではの事情が知れて面白いです。
p5からの特集がなんか難しくて読む気しない方はp40からでもいいので読んでみてください。

そして「なごみ」すげぇ…と思ったのはここからです、巻頭特集だけでもすごく丁寧に取材をされていて、わかりやすくも深い内容でしたが、それに加えて他の読み物もとっても面白い。

p50からの「忘れられないお茶」は「女性の品格」や上野千鶴子大先生と共著の「女は後半からがおもしろい」を書かれた坂東眞理子さんが、
p54からの「野山花花雑記」は「西の魔女が死んだ」の著者として有名な梨木香歩さんが書いています。
どちらも読みやすく面白いので、私のこのクソ長いnote読むよりもそっち読んでください(元も子もない)

p68からの「できます。季節の点心」ではシンプルなおせちの提案が。
丁寧とは程遠い生活をしてきたので、今まで生きてておせちを作りたいと思ったことはありませんでしたが、そんな私でもこれならやってみたいな〜と思えるレシピです。
少人数の家族や一人でもこれくらいならやってみてもいいかもしれません、私は来年も実家でぬくぬくと親の作ったおせちをつつかせていただきますが…再来年はちょっとなんかやってみてもいいかな……(怪しい)

それとp106です。
1月号からの連載で「東村アキコのお茶ウケばなし」が掲載されています。
もはや説明するまでもありませんが「海月姫」や「東京タラレバ娘」の著者です(ジャニオタの皆様におかれましてはduetで連載の「テンパってるJ」がピンときますかね)
2頁ながら内容が濃くて、読まずにおくのはもったいないのでぜひ。

という感じで、私はもともと着物には興味あったし、それなりにババアなのでなごみがばっちりハマったというのはあると思うのですが…
若い方の感性にも引っかかるものはあると思うので、なごみ買ってない方は今月号だけでも見てほしい。
なんと言ってもこんなにバッチリキマった着物姿はなかなか拝めないですよ…着物も着付けもすべてがバチッとハマった和装はめちゃくちゃ美しい……きょもちゃんの勇姿をぜひ見て………

私にはなんの得もありませんがamazonのリンク載せちゃう。
なごみ2022年1月号

すばらしい雑誌の連載に京本大我さんを起用してくださった淡交社様にはなんとお礼を申し上げていいか……本当にありがとうございます。
そしてどうか何卒末永くよろしくお願いします。来月号も買います。


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