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羽藤ゼミ2期生の社会連携の成果 (Mラボ「課題解決ラボ」)

流通科学大学羽藤ゼミ2期生が3年次に取り組んだ社会連携プログラム (Mラボ「課題解決ラボ」) についてのご紹介です (2017年)。この年は他の学生が「にさんがろく」という社会連携にも参加していましたが、そちらはこういったプレゼンでの発表ではないのでここではまとめていません。

Mラボ「課題解決ラボ」とは

企業が抱える課題を大学のゼミ単位で調査研究するプロジェクトです。商品開発や販売戦略、マーケティング分析など企業から出された課題を、大学ゼミと企業の若手社員や担当者が協力して調査研究します。テーマ(課題)は、ゼミの研究活動における専門的知見を踏まえたうえで設定されます。「企業に深く入り込み」、「ゼミの専門性を生かしながら」調査研究を進めていくことがMラボの大きなポイントです。

協力企業と課題

2015年度、我々は植垣米菓株式会社に協力してもらい、植垣米菓の看板商品である「うぐいすボール」の売上をいかに伸ばすかという課題に取り組みました。

我々の提案

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今回の提案にあたり、我々はまずペルソナを考えました。主役は神戸に住む1児の母親です。彼女の悩みはなにか。それは、毎日の保育園の送り迎えを行ってクタクタになることや、家に帰ると子供が遊んだおもちゃが片付けられていないくて毎日が多忙であるということです。では、そんな彼女が望むことは何か。子供の笑顔です。

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では、子どもたちはどんなときに笑顔になるか。子どもたちは創造性の天才です。そしておえかきが大好きです。ここに注目した我々は次の商品を提案します。

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おえかきうぐいすという、うぐいすボールとおかき、そしてチョコのペンがセットになった商品です。これらを組み合わせて子どもたちに自由にお絵かきをしてもらうことを考えました。

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従来、米菓市場は小分けやファミリーパックといったものが少なく、価格も他のお菓子と比較すると高めでした。小分けができなく、価格といったものも高めのため一般の消費者からは避けられる傾向があり、市場自体年々縮小しています。そこで、このままの軸でいくべきではないと考えました。

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新しく提案した軸は、体験の有無です。いわば、おえかきをして遊ぶという体験を中心に商品選択をしてもらおうと考えました。これによって価格が比較的高めであるという弱みを打ち消しました。

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4Pとしては上記のように考えています。とくに、子供が描いたものをクチコミしてもらうことを意識しています。我が子が描いたものであればどんなものであっても拡散したくなるといった意識をついています。



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