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2023 なでしこリーグ1部 第9節「ニッパツ横浜FCシーガルズ vs 静岡SSUボニータ」超主観的振り返り

ニッパツ 2-1 ボニータ
【得点者】

ニッパツ:片山由菜(39分)、蔵田あかり(71分)
ボニータ:山本心(47分)

山本心が躍動!

2023年5月14日、プレナスなでしこリーグ1部 第9節。静岡SSUボニータはアウェイでニッパツ横浜FCシーガルズと対戦しましたが、残念ながら1-2で敗戦でした。

YouTubeライブでリアタイ視聴しました。

首位のニッパツは今季負けなしの強敵。一時は同点に追いついたボニータでしたが突き放されました。非常に惜しい展開ではありましたが、やはり首位だけあって攻守に実力の高さを感じさせました。

今試合躍動したのは山本心
今後の活躍が本当に楽しみです。


スターティングメンバー

(フォーメーションは筆者の独自見解です)

ベンチ入りメンバーが1人少ないボニータ。
キャプテンの山田優衣がいません。

実況の波多江良一さんが後半開始前に
「試合直前にチーム事情によりスターティングメンバーが変更になったということです。」
との情報がありました。

キックオフの時点では、波多江良一さんも山田優衣が不在であるという情報が入っていなかったことから、かなりイレギュラーな状況だったと思います。詳細は判りませんが山田優衣の状況が気掛かりです。

山田優衣の替わりに日野李保が替わりにキャプテンを務めます。

前節スペランツァ大阪戦のメンバーをベースに梅津真央がスタメンに入りました。

山本心がいきなり振り抜く

前半2分、センターライン付近で高島絢音がボールを奪いドリブルで運びます。左を走る山本心にパスを出しドリブルでゴール前まで駆け上がります。

そしてペナルティエリア外から左足を振り抜く!

惜しくもクロスバーを叩くシュート。非常に積極的なプレー。前節スペランツァ大阪戦からスタメン起用されましたが、この試合も活躍を予感させるシュートでした。

「彦坂選手が面白い」

21分、実況の波多江良一さんがボニータ情報として、

「ボニータの多くの選手『『彦坂(桃花)選手が面白い。注目してください。』とのことで、ムードメーカーだそうです。」

との発言に思わず笑いました。

今節は、山田優衣が不在のためスタメンでCBに入った彦坂桃花

渡辺彩香のインスタグラムには彦坂桃花の面白い動画がたくさんアップされているので私も楽しんでいます。

片山選手の強烈ボレー炸裂

前半はボールを握り合う形になりましたが、ボニータが攻めあぐねる印象。ニッパツの守備が良く、ボニータはなかなか敵陣深く入れません。

前半38分、奈良美沙季選手がボックス右外側からクロスを上げて、更にヘディングで上がったボールを下で待ち構えていた片山由菜選手が左足を振り抜いて強烈なボレーシュート炸裂!

髙橋美春も横っ飛びしますがボールはゴールネットに突き刺さりニッパツが先制。片山由菜選手は得点ランキングリーグ1位の要注意選手だっただけに非常に悔やまれますね。

完全にフリーで撃たせてしまいました。あのようなシュートを撃たれてはGKもまず止められない。

山本心の反撃!

前半0-1で折り返したボニータ。

攻守にレベルが高いニッパツに対し早いうちに追いつきたいところ。

小川監督が後半開始から交代カードを切ります。

高島絢音 → 米田京
上柳歩美 → 服部花音

後半開始早々46分、渡辺彩香がボックス付近の三輪玲奈にボールを送ります。三輪玲奈が入ったばかりの服部花音にショートパスを送り、服部花音はすぐさま山本心に渡し左足を振り抜く!

ややループ気味のボールはゴール左上に吸い込まれて同点!

山本心は開幕スフィーダ世田谷戦で試合終了間際の同点弾を決めて以来の今季2点目。首位ニッパツに対し同点に追いつく見事なシュートでした。

更に山本心がシュート!

49分、米田京が右サイドから高く前線にフィードします。ワンバウンドしたボールを梅津真央がワンタッチで山本心へ。

山本心がボックス内に侵入し、再び左足一閃!
巻いてゴール上方を狙いますが惜しくもクロスバーを叩きます。

今日の山本心は決定機とみるや積極的に振り抜くプレーを見せてくれました。試合前日に19歳の誕生日を迎えたばかり。これからのボニータでの活躍に期待です。

また、後半から入った服部花音米田京も攻撃に絡む活躍を見せてくれました。

蔵田選手が突き放す

60分代に入ってニッパツの攻撃のギアが一段上がります。ボニータの選手も必死に自陣ゴール前で耐える時間が続きます。

66分に小川監督がカードを切ります。

梅津真央 → 小野田果歩

69分、ニッパツのスローインからゴールライン付近の室井胡心選手がドリブルでゴール前に運びます。塩澤優が守備に行きますが股を抜かれ、ボールはゴール前へ。GK髙橋美春は室井選手の対応でゴール前から外れており、米田京がゴール前で守っていたものの、蔵田選手がスライディングで蹴り込んで勝ち越しゴール。

その前の室井選手の股抜きパスがお見事としか言いようがありませんが、一度は追いついただけに何とも悔しい失点となりました。

80分、小川監督が得点上げるためにカードを切ります。

大間由樹 → 土屋佑津季

その後もニッパツの攻撃が続きますがボニータもゴール前でしっかり守備を敷きゴールを割らせません。耐えます。

89分、土屋佑津季がGKと一対一になりかけてシュートを撃ちますが、2人の選手が背後から守備にいかれて完全に撃ち切ることができず枠外へ。

ボニータはニッパツの攻撃を良く防ぎました。

後半アディショナルタイムに入った90分、松本莉緒選手が髙橋美春と一対一の状況からシュートを撃つ瞬間に米田京がナイスブロック。追加点を許しません。

しかし、ボニータもゴールを奪うことができず試合終了となりました。

総括と次節に向けて

今季初の連勝を狙ったボニータでしたが、今季負けなしの首位ニッパツに土をつけることはできませんでした。ニッパツは失点しても慌てず、攻撃の手を緩めずに勝ち越しゴールを上げました。

ボニータも攻撃を良く防ぎましたが、ニッパツのゴール前での技術の高さや決定力の高さが上回った形となりました。

ニッパツと次回戦うのは9月9日ゆめりあサッカー場での戦い。それまでに攻撃と守備力を積み上げてリベンジを果たしましょう。

今試合で光ったのは何と言っても山本心

ゴール前での抜け出し、積極性など非常に有望です。今季序盤戦はサブで後半からその爆発力を活かしてジョーカー的な起用が多かったですが、2試合連続でスタメンで戦えたことから今後主力メンバーとして戦うものと思います。

また、ここ数試合は今季序盤でみられた試合開始早々に先制されることも無くなっています。確実に積み上げはあると思いますので、切り替えて戦ってくれることを願ってます。




第9節を終えて、ボニータは8位で順位に変動はありません。ただ、7~9位と勝ち点差たったの「1」なので次節の戦いが非常に重要です。

次節は5月20日。第10節ホームゆめりあサッカー場で愛媛FCレディースと戦います。

10位愛媛とは勝ち点差1の「6ポイントマッチ」。厳しい戦い続きますが、ホームで勝ち点3を奪って上位進出狙いましょう。

応援しています。

最後までお読みいただきありがとうございました。
静岡SSUボニータのファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。

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