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2023 なでしこリーグ1部 第7節「大和シルフィードvs静岡SSUボニータ」超主観的振り返り

【得点者】
大和:濱本 まりん(88分、89分)
ボニータ:日野 李保(76分)

あと5分。
あと5分耐えられたら。悔しすぎる(泣)。

2023年4月30日、プレナスなでしこリーグ1部の第7節。静岡SSUボニータはアウェイで大和シルフィードと対戦しました。

YouTubeライブで観戦。

ボニータと大和は昨年なでしこ2部で戦い、ボニータは優勝、大和は3位。今年共に1部に昇格しました。

1部昇格同士の戦いとなった今節。
残念ながらボニータは1-2で逆転負け。

試合終盤に、まさか、まさかの展開になりました。

スターティングメンバー

これまで試合ごとにスタメンを替える傾向にあった小川監督ですが、今回は前節伊賀FC戦と同じスタメンで臨みました。強敵伊賀FCに対しスコアレスドローで乗り切ったこのメンバーが現状ではベストなのかもしれません。

サブは、GKが寺田郁美から安間帆乃香に替わりました。

DFには第5節 朝日インテック・ラブリッジ名古屋戦で先制ゴールを決めた加藤弥紀が、その名古屋戦以来のベンチ入りです。

(フォーメーションは筆者の独自見解です)

前半は一進一退

実況アナウンサー山﨑雄樹さんによると、大和の高橋和幸監督は

「0-0の時間を長くしたい。」

と試合前にコメントしていたそうです。

その言葉通り、前半はお互いチャンスは作るものの一進一退の攻防となりました。

・26分、塩澤優がミドルシュートを放ちますがクロスバー上。

・37分、三輪玲奈が左サイドからカットインからのシュートはキーパーがキャッチ。

など、いい攻撃もありましたが、前半はボニータがシュート7本、大和がシュート5本でお互いに得点には結びつかず、両チームスコアレスで前半を終えます。

後半も互角の戦い

後半も前半に続き互いに攻守が入れ替わる展開。

・59分、高島絢音が右サイドを駆け上がり、一人交わして一旦梅津真央にあずけ、再びパスを受けてから左足でシュート。枠を捉えてましたが相手にブロックされます。

・65分、スローインスタートから梅津真央がシュートを放ちますが枠外。

相手の守備もよく、なかなかゴールを割らせません。

この試合高島絢音は、積極的に3本のシュートを放ち、存在感を発揮しました。

日野李保が先制ゴール!

75分、ボニータのコーナーキック。左のコーナーキックのキッカーは高島絢音。インスイングのキックを狙います。

ニアでジャンプした日野李保がヘッドでスラして見事ゴールネットを揺らして先制!ようやく均衡を破りました!

高島絢音のキックが絶妙な位置で入り、日野李保もベストタイミングで決めてくれました。お見事!

前節伊賀FC戦で、日野李保はめちゃくちゃ惜しいダイビングヘッドのシュートを見せたので、今節結果を残したことは嬉しかったですね。

残り時間はアディショナルタイム入れて約20分。

追加点で突き放し、絶対に逃げ切りたい。
そう祈っていたのですが・・・・。

2分間の逆転劇

試合終了間際の83分、大和は濱本まりん選手をピッチに送ります。

濱本選手については私が不勉強だったのですが、大和のエースであり2022年なでしこリーグ2部で22ゴールを上げて得点王を獲得している選手です。

今回スタメン出場しなかった理由は判りませんが、相当の実力者です。

交代早々、ボニータに襲い掛かります。

87分、大和がボックス外からゴール前に浮かせて入れたボールに濱本選手があわせて同点ゴール。

息つく暇も無く88分、左ゴールライン付近から折り返したボールに左足で蹴り込んで逆転ゴール。

この間たったの2分間!

後半途中までスコアレスで動かなかったこの試合。

ボニータが均衡を破ったものの、終盤に一気にひっくり返されるという大逆転劇を演じられてしまいました。

Youtubeライブをパソコンで観ていた私は、悔しさのあまりキーボードの前で突っ伏してしまいました。

濱本まりん選手が「エース」と呼ばれるに値する決定力の持ち主であることをまざまざと見せつけられました。このような選手を最後に温存していたとは大和シルフィード恐るべし。

この逆転劇を待っていたかのように、試合終了のホイッスルが鳴り試合終了。ボニータは逆転負けとなりました。

総括と次節に向けて

昨年2部で戦ったボニータと大和。

昨年はボニータが2勝しました。しかし、今年1部に昇格しての再戦となった今節で、昨年の雪辱を果たされた格好となってしまいました。

同点にされてから、更に大和の流れになりましたね。

リードしていただけに本当に悔しい。
ボニータが敵地で喜ぶ瞬間が見たかった。

大和シルフィードと次回戦うのは、8月27日。
ヤマハスタジアムでの決戦です。

ジュビロ磐田の聖地でリベンジを果たそうじゃないですか!




第7節を終えて、ボニータは11位に順位を下げました。

まだまだ巻き返せるチャンスがありますので、ボニータの選手は前を向いて欲しいと思います。

次節は5月6日。第8節ホームゆめりあサッカー上にスペランツァ大阪を迎え撃ちます。

ボニータ11位。スペランツァ12位。勝ち点差2の「6ポイントマッチ」です。万が一敗戦の場合、ボニータは最下位に転落します。なんとしても勝って、反撃に向けて弾みをつけましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。
静岡SSUボニータのファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。

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