『ナチスに仕掛けたチェスゲーム』ネタバレなし感想
公開中の映画『ナチスに仕掛けたチェスゲーム』を観た。
都内でも数館しか上映していない規模の映画を選んで観るのは久しぶりだったけれど、なかなかに当たりだった。
タイトルから想像されるような痛快なストーリーではなく、暗くて静かなサスペンス。
ナチスによる監禁に抗う主人公とその後を描くシンプルな物語なのだけど、話の運び方がとにかく巧い。
ナチスによる監禁中のホテルでの辛い日々と、自由の国アメリカへ向かう船上での出来事。
2つの時系列で話が進み、後半に伏線が回収されていく。