クラインフォーゲルバッハの運動学~背臥位姿勢におけるテンタクル活動の整理~

こんばんわ。

今日は背臥位姿勢の整理をテンタクル活動を用いて行っていきたいと思います。

背臥位姿勢の評価においては

・支持面(環境)への適応状態としてのパーキングファンクションの確認。
・四肢・頭部のテンタクル活動とプレーシングにおける中枢の安定性確認。
・ブリッジ活動による体幹部の移動と伸展活動の確認。

これらの姿勢・動作の全身協調運動を観察し、動作に必要な筋活動を確認する事が重要となっています。

評価の視点としては、様々ありますが今回はテンタクル活動に絞って話を進めていきたいと思います。

背臥位姿勢の評価におけるテンタクル活動として、頭部、上肢、下肢などの抹消の身体体節と体幹部の筋連結状態、筋緊張・全身的な協調運動を確認する事や身体体節を持ち上げた時の重さと身体体節を支えようとする患者さんの反応を確認する事に用いられます。

画像1

bのように支点の位置が重みの大きい方へ移動すると下部胸郭の浮き上がりが見られます。

このようなアライメントは臨床場面でもよくみる機会が多いと思います。

ヘッドアップが出来ないから、ヘッドアップの練習を繰り返しても上手くならない理由がこれだと思います。

是非、明日からの臨床評価に取り入れていただけたらと思います。

ご意見、ご質問等ありましたらお気軽に連絡いただけると幸いです🤲🤲🤲

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