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直書課 -colabo:若年被害女性を本当に助けたい

まず初めに書きますが、私は若年被害女性(男性も)は支援が必要だと考えておりますし、政策でそこにテコを入れるのは本当に良い事だと思っています。そういう考えを持っています。若年被害女性支援に反対するスタンスは全くありません。ゼロです。そのうえで書いていることをご了承ください。

Colabo問題について
4/1、2023年度になったということで、colaboの代表仁藤さんは、委託金や助成金を切られたとツイートされました。

昨日から始まった2023年度は、妨害の影響により東京都からの委託事業はなくなり、民間の助成金をもらえなくなり、すべてみなさんからの寄付で0から活動をして行かなければなければならなくなりました。正直、とても大変なことです。この社会を変えるため一人でも多くの方に寄付で参加し、継続的に活動を支えていただきたいです。

https://twitter.com/colabo_yumeno/status/1642459013781807106

都の委託事業はそれ自体が終了して助成事業になるとのことだったので、委託が無くなったのはその通りかと思いますが、他の民間の助成金がなくなったかは、まだ本当のところは分からないなと。

寄付金集めの方便(私たちは可哀想アピールの補強)という可能性も全然あるかと思います。そもそも、助成金って都度申請して貰うもので、毎年継続してもらうものではないです(公金の助成はほぼそんな感じ。民間の助成団体だと継続助成が主流なんですかね?)

故に「助成金を切られた」って感覚が分からないんですよね。

「今年は通りませんでした」ならわかりますが、通らないこともザラだと思いますし、私自身、助成金の申請したり受給経験あるので「どうして毎年継続して貰えると思ってるの?」と感じます。(受給と言っても多いものでも100万円前後の規模です。2千万も4千万も貰えるものじゃないです)

よっぽど「貰えて当たり前」という太いパイプがあったのでしょうか?某政党とか?まあ、この辺りは引き続きウォッチしていきたいなと思います。

原因はどこにあるか?

多くの方が一番気になる部分は「妨害の影響により東京都からの委託事業はなくなり、民間の助成金をもらえなくなり」というところではないでしょうか?

まず、委託事業は監査請求など出るまえから、元々やめる方向で都は検討していました。委託事業が無くなったのは「妨害」が理由ではありません。元々その予定だったのです。

もしかしたら、助成事業となった後、それでも「Colaboには助成しないよ」って言われてしまったのかもしれませんが、それは「妨害の結果」ではなく、「デモの結果」の方が理由として強いと思います。

どう考えても妨害は悪いです。妨害はしない方が良いかと思いますが、発生してしまっている以上、安全対策を考えるのは当たり前です。

Colaboが「それは都の仕事だ」と主張するまでは問題無いかと思いますが、クライアント(金主)である東京都が「それは受託者(Colabo)の仕事です」と言うのであれば、それ以上の回答はありません。

Colabo或いは、擁護側の意見として「それは都が考えるべきことだ」「都はお願いしてやって貰っている側なのにけしからん」というものが多いですが、本当にそう思うなら、お金を受け取らずに辞めればよいだけです。クライアントのやり口だったり、金額が気に入らない(折り合いがつかない)ならそれは決裂なので、契約を解除すればよいのです。

だからこその契約であり、契約に書いてあることは社会通念上問題なければ(不法行為だったり、著しく不利な内容でなければ)絶対ですし、書いてないのであれば協議のうえ決定することです。協議して解決しなければ契約解除です。

それでも続けたいなら、ちゃんと協議し、相手の要求(改善要求など)を飲みつつ、自分の要求も出して折り合いをつけるのが、まっとうなやり方です。反旗を翻してデモをするなんてもってのほかですし、デモまでしたうえで「話を聞いてもらえない」とか思っているなら、それはもう、社会人として常識に欠けていると判断されても仕方ないと思います。

少なくとも、都がColaboを切った理由は、妨害に屈したのではなく、要領を得ないColabo側の対応にあると客観的に観て思います。
妨害に屈した者がいたとしたら、それはクライアントを納得させるだけの対策案を出せなかった他ならぬColaboだと考えます。

そして、真面目に若年女性救済の活動をしていて、いわれのない攻撃を受けているのだとしたら、お役所の人だって人間なんですから、心情的にも「なんとかしましょう!」って言ってくれると思います。

その言葉が出ない……対応してもらえないのは、Colaboの行動が攻撃的かつ、デモで顕著になりましたが、「若年被害女性救済」よりも、自身の主張や思想を訴える活動を優先することが分かってしまったからだと思います。

「デモなんてやってる暇あるなら1人でも多くの若年女性を救いに行きなさいよ」と都に思われても仕方ないですし、切られたのは、それが一番の原因かと思います。

活動実績が少なすぎる

以前も書きましたが、そもそも活動実績が少なすぎますよね。
まえに2021年のバスカフェ実施回数について書きましたが、2022年度は、受託金が4600万円ちょっと出ているのに対して、バスカフェ開催26回だそうです……4600万何に消えてるのでしょうか?

しかも、都との契約には、年間53回(週1回平均)が明記されているとの話も出てきています。これが契約条件なのか、Colabo側の目標としてなのかは分かりませんが、実働は丁度半分程度です。

この実働で何が救えているのか?

冒頭で「若年被害女性に支援が必要」と書きましたが、これだけの金額があれば、もっともっともっと頻度を上げた効果的なアウトリーチ活動なり支援活動が出来ると思います。

故に、私はColaboではなく、他の団体でも良いのではないか?もっと透明性があり、攻撃的な行動や言動のない「安心して任せられる団体」に委託なり助成をした方が、若年被害女性はもっともっと救えると考えており、Colaboには批判的な立場です。

きっと私以上に「若年被害女性を救おう!」と思っているであろう方々が、この杜撰なColaboに怒りが湧かないどころか、擁護に走る理由が、私にはさっぱりわかりません。

本当に若年女性のことを考えるなら、杜撰な会計はもちろん、攻撃的な物言いで自ら火に油を注ぎ、実質的な支援を困難にしてしまっている仁藤氏に怒りを覚えないことこそ不思議です。

もちろん妨害する人間が一番悪いのですが、それを「目には目を」と言わんばかりに攻撃するのは全く建設的ではありません。意味がないとすらいえます。

その行為は「仁藤氏や団体のプライドを守る行為であるだけ」で、若年女性を救いたい気持ちがあるなら、非常に悪手です。ゼロベースから大勢に理解を求める事業であれば「損して得とる」くらいに構えてやっと物事は進みます。

「私は間違っていない」「私に従え」なんて北風ムーブで道を拓けるわけがないのです。

自分の権利だけ主張する人は結構多い

私も事業をやっていて、人を常に雇っていますが、仁藤氏のようにプライドが高く、自分の権利だけ主張する人は結構多いです。

「私は仕事が出来る」「やってやってる」「権利がある」

こういう人は、正直、あまり仕事ができる印象がありません。

ぶっちゃけ経営者視点では、9割以上の従業員に「もっと仕事頑張ってほしいな」と感じていると思います。「自分でやった方が早い」「自分でやった方が質の良い仕事が出来る」と考えているでしょう。

ただ、経営者視点で、100点満点を出せる人材など奇跡に近いと思っていますし、それを強要するつもりもありません。起業したて、経営者になりたての頃は分かりませんが、ある程度年次を重ねると、完璧は求めなくなります。人それぞれ、良いところも悪いところもある。そう考え、どうしてもって部分は強めに注意することもありますが、9割は許容するようになります。

「出来ていないことを怒るより、出来ていることを尊重しよう」
そんな感じです。特にこの「大パワハラ時代」みんなそうだと思います。

委託している東京都も、単純に「めんどうくさい」という面はもちろんあったと思いますが、契約に満たないColaboの活動頻度など、細かい部分は指摘してないわけです。「出来ていない部分もあるけど、行政では手の届かないことを、きっと他にもやっているんだろう」くらいの気持だったのではないでしょうか?

Colaboは「都の出来ないことをやっている」という側面もあるかもしれませんが、「とはいえ、都の求めるレベルに達しておらず、それが許されている」という側面もあるのです。「もちつもたれつ」ってやつです。こういう相互性を認知できない人は「(仕事の)出来ない人」だと私は端的に思います。

Colabo問題について、正直、東京都の対応もあまり良い対応とは言えませんが、終盤、Colaboに対して「遺憾」と明言し、毅然とした対応をしたことは評価できます。

ここでの「遺憾」には

「今まで金も払って来た、キミたちの仕事の頻度や杜撰さにも目をつぶってきた、もちつもたれつだと思っていたから。しかし、そういう恩を忘れ、こちらから要求した対策や改善も出さず、お気持ち表明やデモなど都を批判する行為は遺憾でしかない」

こんな感じのフラストレーションの爆発が読み取れます。
相互に許容があることを認知出来てないよね?って話です。

もちろんこれは個人の感想です。

若年被害女性の支援に賛同する人ほど、Colaboに怒りを覚えて欲しい

前述しましたが、本当に若年被害女性を支援したいのであれば、もっと「出来る団体」「頭の良い団体」に助成金なり、補助金なりを出して欲しいと思います。それこそが支援の道です。

若年被害女性に支援が必要だと考えている方こそ、Colaboにもっと怒りを持って欲しい。「なんで4600万円も貰って年間26回しかアウトリーチ活動をしていないのか?」ここだけでも怒るに値すると思いませんか?

4600万円も貰っているなら、毎日やってもお釣りがくると思いますが、毎日とは言わないまでも、週に2~3回はあってもいいのではないか?
2週に1回の活動に4600万円の計算がおかしいと思いませんか?

それを「まっとうな活動」として、今まで巨額の公金と支援を得ていたColaboはおかしいと思いませんか?

また、Colaboは決算を観る限り、億単位のプール金があります。
今のところ資金は潤沢です。寄付を呼び掛けていますが切迫しているようには感じません。

監査で弾かれた192万円分の経費も「手弁当だ」と言っていますが、単に、経費の按分を好き勝手やっているだけですし、自主事業で収益がある以上、受託以外で経費がゼロなんてありえないので、事業をやっている身から言わせて貰えば、むしろ「自主事業の経費をドヤ顔で手弁当とか言う恥ずかしい行為」です。

しかし、悲しいかな
経営でもしていない限り、この辺の「ちゃんちゃらおかしい」といった内容は理解できないかもしれませんし、そういう人が多いと思います。

そして、仁藤氏は、そういう「理解できない人」をターゲットとして事業を行っているのです。ここももっと怒って良いと思っていて、なぜなら「どうせ理解できない奴が支援してくる」と、ほかならぬ支援者をバカにしている可能性もあるわけです。まあ、これは私がそう感じただけなので、そこまで深くは考えていないのかもしれませんが、結果的には間違いなくそうなっています。金銭的弱者だけではなく、こういった「知識の弱者」をターゲットにしているように見えてしまい、その点も気分の悪い点です。

若年被害女性支援に異議を唱えているわけではない

いずれにせよ、都も、この問題に異議を唱えている方々も「若年被害女性支援に異議を唱えているわけではありません

私は仁藤氏を「絶対に信じてはいけない」と思っています。

そう言い切れる根拠は、仁藤氏が今回の問題や抗議について「フェミニズムの否定」「若年被害女性支援事業の否定」であると、ずっとミスリードをしていることです。そうじゃない。

「都や国からお金貰っているなら、それは税金なんだから、透明性を担保しなさいよ」これが「Colabo否定派」の言い分であって、「若年被害女性支援やめろ」なんて話は誰もしていないのではないでしょうか。

「男が女性憎しでやっている」「キモいおじさん」

こういったある意味妄想といえる思考のまま停止し、「仮想敵」を作って、自らを正当化しているだけの人。それが現時点の仁藤氏です。
あと、「女性が差別的な待遇を受けている」的な主張をするなら、どんな理由があれ、男性を「キモい」と呼称するのは品がないですし、外から見たらどっちも「性差別主義者」です。

代表を追放し、体制を一新して真面目に活動に取り組むか、既に真面目に活動をしている別の団体に助成するか、都が1から人を集めて組織するか(4600万あれば余裕でできる)

そんな形で、真っ当に
若年女性を支援してあげてほしいですね。

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