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掃除や片づけは、自分を大切にする行為だと思った。

軽くて可愛い充電式のコードレスの、ハンディークリーナーを買った。

デスクの上を綿毛のように転がるおもちの毛をどうにかしようと思って買ったのだけど、あまりに軽くて扱いが簡単なので、部屋の隅やいろいろな場所を掃除した。

吸引力でいうと、コード付きの象のようなパイプ付きの掃除機には断然劣る。そういう普通の掃除機もちゃんと持ってるのだけど、出すのが面倒くさくて全然使わない。それに比べて、吸引力が弱くても、出しっぱなしですぐに使えるクリーナーは良い。何が良いかというと、やる気を出さなくても、掃除ができる。わたしのやる気はもう仕事に全部使われて常に不足しているので、人生で優先順位の低い掃除まで回ってこないのです。やる気が余っていたら本読んだり文書いたりするし、料理したり、運動したり、洗濯したりするけど、どれだけがんばっても掃除のところまでやる気が残っていない。映画「プラットフォーム」を思い出した。ややホラーなので閲覧注意。わたしは結構面白く観たよ。

やる気を出さないと掃除ができないなら、何だかもう一生できない気がするけど、やる気を出さなくても掃除ができるのはもう人生の転機かもしれない。しかも、ちょっと楽しい。きれいになったら、もちろん気持ちがいい。

掃除をしてみて、掃除や片づけは、自分を大切にする行為だなと思った。それが優先順位の最下層にあっていいのかな。いいわけがないな。

ちなみに過去にはロボット掃除機も導入して、ロボットが頑張る様子が可愛くて、応援したくて、ついつい、このわたしが床を片付けてしまうという画期的な出来事だったのだけど、髪の毛がローラーにすぐ絡んで動かなくなるのが嫌で、使わなくなってしまった…。最新版は解決されているかもしれないけれど。


おもちが日向ぼっこできる場所を確保するために、床も片付けている。おもちに片付けと掃除をしつけられているよ。

今日もよく働いた。3月がもうすぐ終わってしまう。4月からのNHK文化センターでの文章講座、いまのところ2人は来てくれる。もう少し、誰か…。

宣伝のためにYouTubeも更新したよ。動くおもちが見れるよ。

〈本日の小説活動〉
『眠れるラプンツェル』山本文緒・著 を読み始めた。1994年の作品だから山本さんの32歳の時の作品。高校生のときに、一度読んで好きな作品だと思ったのに、今読み返したら、ほとんど覚えていなかった。断片的に覚えていることもあって、記憶が掘り起こされるのが面白い。

小説の登場人物って、結構、びっくりするくらいダメ人間だったりする。社会の一般的な経済的な基準からいう、ダメ人間。でもその基準の方がおかしいんじゃないのと思わせてくれる。そういう人たちに、小説を通して、高校生のときにたくさん触れたことが、今のわたしに、どんな影響を与えているんだろう、と考えた。

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