仕事をしすぎるパートを排除した話【ただの自爆】

割引あり

こんばんは。
以前は薬剤師としての発信を、現在はどのようにして会社員として生き抜くかということを発信している宮本と申します。

同じ職場の人を排除したことがあるのですが、
今回はどのようにして排除したのかということをお話ししようと思います。

自分語りですね。
自分の働きやすい職場を作っていくうえで、まれに直面する問題ではあります。

消えてもらうのに数ヶ月はかかったのですが、今回はそのようなお話をしようかなと思います。

1ヶ月目

初日〜です。
私の直前の薬局は完全一人薬剤師でした。
そのため、たとえ調剤室が散らかっていたとしても問題はありません。
しかし、他にも従業員がいるとなるとそうはいきません。
悲劇はそこから始まりました。

その人は綺麗好きで、それを周りにも強要する人だったのです。

2日目の朝
初回の悲劇が2日目にして起こってしまいました。
調剤室をきれいに片付けて帰らなかったと見るや、
2日目の朝に、
「○○と△△と〜が片付いてないんですけど、どういう状態なんですか?」
と、ガチギレされてしまいました。
それだけならまだしも、
「こんなことをされるんなら、私は○○さんとはやっていける気がしません。」
と、2日目にして言い放たれてしまいました。
普通であれば数日は様子を見てから色々言ってくると思うのですが、この人はこういうことをはっきり言ってくる人だったのです。

この時点で、私の中では「こいつやべえ奴だ」という認識になっていたのです。

完全なマニュアル人間だった

それだけではありません。
その人の恐ろしいところは、仕事の効率等は二の次であり、
とにかくマニュアルを遵守するということが恐ろしかったのです。
マニュアルとは、そもそも現場に準拠して作られているわけではないことが多く、
それを完全に守ってしまうと仕事の効率が悪くなってしまいます。
具体例は忘れてしまったのですが、マニュアルに載っている無駄な仕事をたくさん自主的に行い、忙しいだとかブラックだとか言っている人でした。
マニュアルに載っていない無駄な仕事もたくさんしているのはもちろんのこと、ひどい時には私にもそれをやらせる始末でした。

「会社のお金がもったいない」という「無駄な概念」

会社員である私たちは、コピー用紙などの事務用品を使用することがありますが、それらを節約したとて返ってくるものは何一つありません。
コピー用紙を無駄遣いしても特に自腹で支払うこともありませんし、
節約したからといってお給料を増やしてもらえるわけでもありません。
とすると、そこに労力をかけるというのは無駄でしかありません。
なんだか薬歴に似ていますね。

無駄な概念を強要してはいけない

抗原検査を1日に100件程度行っていた時期のことです。
抗原検査なんていちいち全部手書きしていたら仕事になりません。
検査結果通知書という名前・日付・有効期限等から成る用紙について
私は日付などの繰り返し同じになる部分については先に書いてコピーするようにしていたのですが、
多めにコピーする分、1日に数枚〜20枚程度の紙の廃棄がありました。
それを見たパートは、「勿体無いから手書きにしましょう」と、私に強要してきたのです。
その人はよく応援で他の薬局に行っていたので、居ない日は私がコピーして、返ってくる前にシュレッダーにかけるという作業をよくしていましたね。
本当に無駄なので勘弁してほしいところでした。
たまにそれを見つけたと思ったらこちらに言ってくることもありましたし、
言い返したとしても「もったいない」の一点ばりで話になりませんでしたね。
アホです

自分に関係ないことまで口を出してくるようになる

正義感が強いというのは非常に迷惑なものです。
私が店の携帯電話を使用して、他の薬局長と雑談をしていた時のことです。
私が楽しそうに通話していたのが気に障ったのでしょうか。

「先生、電話好きですよね」

意味がわからない
こいつは何が言いたいんだ
俺が誰と電話していたとしてもお前には関係ないことじゃないのか。
俺は俺の仕事を全うしているのだからお前はお前の仕事を全うする。これでなんの問題があるのか。

どうやらそのままで、私が電話しているのが気に食わないらしい。直接聞いた。
とりあえず、会社的には向こうの言い分が正しいのでそこは素直にわかりましたと引いておく。
もちろん、そいつがいない時に電話はするのだが。

上司に密告するという一番迷惑な行為

無駄な作業が好きなだけあって、そいつは俺の行為に対して規制をしたいらしい。
そいつは上司に密告したのだ。
上司からの諸注意はあったが、難なく回避はした。
俺が腹たつのは、それ以降の対応なのだ。

「私が言ったんじゃないですよ」

これは自白だったと思っているのだが、いきなりこういうことを言い始めたのだ。
そいつは人に対して強気にいう割には、他人から嫌に思われるのが嫌いな人間なのだ。
私が電話でそいつのことを話しているのは当然なのだが、それも嫌なのだろう。
私じゃないですというようなことを突然言い出したのだ。
ここの薬局はほとんど出入りがないのにお前以外に誰がいるというのか。
そもそも、自分が言ったと思われたくないのなら、密告しなければいいんじゃないのか。
本当にこいつは馬鹿なんだろうなと思っていた。
ここまでが約3ヶ月のことである。

処方箋を減少させていることについに気づかれる

ここにも記載している通り、私は処方箋(客数)を減らしている。
だが、流石に数ヶ月も一緒にいると違和感をもたれてしまうのだ。
ここがターニングポイントであったのだが、
「処方箋を増やす気ありますか?」
と、単刀直入に聞かれてしまった。

流石にここまで直接聞かれてしまうと、核心に迫っているだけにかなり困ったものがあった。
増やす気がないと言い切ってしまうと問題だし、
増やす気があると言うにしてはあまりにも行動が伴ってしまうと言うものだ。
何より、こいつは筋金入りのバカなだけあり、返答を間違えると何が起こるかわからない恐ろしさがあった。
返答としては「別に増やすとか増やさないとか、そういう概念で仕事してないですけど。特に何も思ってないです」
と、返事をした。
ここから、状況は大きく変わる事になる

第三者の出現

ここで、大きく状況が変わる事件が起こる。
新しい医療事務が採用になったのだ。(Sとする)
そして、その医療事務が「宮本先生の薬局がいいです」
と、配属先についてアピールしていたのだ。
宮本薬局は、処方箋を意図的に減らしているだけのことはあり、
1日に処方箋は4枚程度。とても楽ということを知っていたのだ。

ここで出てくるのが、ウチの医療事務。
ウチを希望していることを聞き、移動について危険性を察知したのか、
「楽だからウチで働きたいとか、そういうのはダメですよね〜」と、俺に同意を求めてくるようになったのだ。

正直、俺からするとバカ真面目で正義感の強い、マニュアル人間を置いておくより、やる気のない人間をそばに置いておく方が楽であるのは言うまでもない。
だからと言って、それを正直に伝える奴もいない。危険すぎる。
俺のとった手法は、「中立に立つ」である。
正直言って、この年月あたりになってくると、その医療事務を排除するという計画を練っているところだったのだ。
今残ったとしても後に消える事になるという確信があった。
こちらから仕掛けるというよりは、自滅するということは予見していたのだ。
今無理に動く必要はなかった。

「楽したいからと言って、うちに来るというのは良くないねえ」
俺はそう答えた。

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