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2023.11.22 THE LAST ROCKSTARS 有明アリーナ

THE LAST ROCKSTARS
The 2nd Tour 2023"PSYCHO LOVE"
11.22有明アリーナに行って来た。いや、参戦してきたが正しい。

ロゴからかっこいい!

2000年代にブームと少し遅れてヴィジュアル系に目覚め、今も尚ヴィジュアル系バンドをやっている僕は、LUNA SEA、そしてX JAPANから多大な影響を受けている。
更に、妖艶でロックなカリスマHYDEさん、至高のサムライギターMIYAVIさんが集まったスーパーバンド!となれば、沸騰しなきわけがない。

美しき特大パネル

ライブを参戦というのはやはりロックミュージックならではだ。気愛(気合い)入れて声を出してメンバーに声援を送る。そして手を上げる。
ファンとバンドが、時にはぶつかり合って、そしてやっぱり一体になって、生きた証を証明する。

これぞヴィジュアル系の世界線だ。

2023年はシーンに悲しい訃報が飛び交った。坂本龍一さん、LaputaのAkiさん、BUCK-TICKの櫻井敦司さん、XJAPANのHEATHさん
もう…なんでだよ…って狂い叫びたくなるような日々が続いた。精神状態がおかしくなりそうになった。
それでもTHE LAST ROCKSTARS達はやっぱりロックスターだった。
悲しさも、苦しさも、時に優しく、時に強く、音で包んでくれた。
こんな状況の中でも新曲を作って来てくれて…しかも希望を感じる曲で…感動したし、けして過去のものでない現在進行形のロックサウンドをこれでもかと浴びせてくれた。最高…いや最幸だった。

事前情報でXJAPANのPATAさんがゲスト参加するのは知っていたけど、いざRusty Nailのシンセが鳴り響く中でPATAさんが登場すると、声にならない声が漏れでてしまった。アリーナが怒号のような声で溢れかえった。やっぱりみんなこの曲が大好きなんだよ…。

リアタイで観れなかったhideさんの頃のXJAPANの狂ったように聴いたThe Last LiveのライブCD。しかもリスペクトを込めて大好きなボーカリストHYDEさんがRusty Nailを歌ってくれている…どんどん思い出が溢れ出した。
しかもCメロはどこかToshlさんを彷彿とさせる歌い方で儚く美しく…と、そこまではまだ冷静だったのだが、SUGIZOさんの弾くギターソロになった瞬間、涙が溢れてしまった。

SUGIZOさんかXJAPAN加入後に演奏されていた時と同じく、hideさんのフレーズを愛をこめて弾いてくれたのだ。
以前SUGIZOさんはインタビューで『過去のXJAPANの曲を弾く時は、SUGIZOの個性は要らない。hideさんになるだけだ。』という事を仰ってて、TLRSとして演奏したRusty Nailでもまさにそのまま表現されていた。そこにはhideさんが確かに居た。

THE LAST ROCKSTARSなのに、hideさんがいる。SUGIZOさんがhideさんも有明アリーナに連れてきてくれたのだ。
天国にいるXJAPANメンバーのHEATHさんに向けて、そしてhideさんへ向けて…そんなSUGIZOさんの思いが伝わってきて涙が止まらなかった。

可愛い5人のトークタイム

それにしてもその後の5人揃ってのトークタイムは楽しすぎるし、PATAさんとの絡みも可愛い過ぎるし、みんな優しいし、感情がぐちゃぐちゃになったけど(良い意味で)本当に感動だった。HEATHさんの事とかXJAPANの事とか、何も言わず、『イキフンで分かれよ』って音で全てを託して、音で全てを表現する姿が本当にロックスターそのものだった。5人ともかっこよすぎだよ。

SUGIZOさんがYOSHIKIさんに言ってくれた『向こう側に行くまではロックし続けよう』って言葉が全て救われた気がした。
僕もかっこいいロックスター達にどこまでも着いて行くし、追いつけるようにロックし続けたい。

最幸な時間をありがとう。

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