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まる裏俳句甲子園! 予選通過するのはどのチームだ!! その3

「俳句甲子園と言っても大人の俳句甲子園だから一句を愛でてお酒飲んでちんたら語り合うのよねぇ。負けてもそれが全てじゃないし、一句を酒の魚に呑むのもオツなものよお。松山は鯛めしが有名なの。鯛と卵とグシュグシュに混ぜてツルツルって食べるの、美味しいよぅ」

そう青山酔鳴さんに誘われた昨年の句会の忘年会。

鯛めし食べたい。若い頃は毎年旅に出ていたのに11年間も仕事漬けだし、やっぱり一人旅に出たいではないか。軽く「松山、行く」と返事をしてしまった。会社の許可を得て松山に行きたい。会社と有給休暇をもぎ取るべく戦いを業務課とやり取りし、ネットでチケットとホテルを予約(旅作)し、旅行難民生活に終止符を打つべくスマホ一つで孤軍奮闘。夫の許可も得ず一人暴走。スマホでの予約なんぞ初めてで、メールで疑問を何度も送るも解決せず年を越しして、ANAのコールセンターに電話をしてなんとか乗れる準備が出来たのは一週間切っていたような。

そして懇親会まで辿り着いたのが前回まで。

大会の朝、北海道三軍のおばさんズの三人、私とみずほさんとけいこさんでホテルのロビーで早朝6時に待ち合わせしてタクシーで道後温泉へ。

どうだ、この観光したさ!朝7時くらい着いたですが人がけっこういる。6時から営業しているのではありますが温泉の入り口にお客を整理するスタッフが5〜6人配置されてました。昼間になると観光客が入るために行列になっていたそうです。

流石に朝7時スムーズに入浴。地元の人も入り混じる良い温泉。

それから近所の喫茶店でごはん。

500円。コーヒーも美味しくお安い。会場が開くまでまだ時間があるので、喫茶店にてお題を出し合い俳句を作る練習をしてました。
会場は松山市立子規記念博物館。徒歩15分で着きました。

雨がしとしと降ってけっこう寒い。早く会場開けてぇっと窓に貼り付いておりました。入館しエレベーターで4階へ。
会場に入る列に並んでますと北海道一軍と二軍と合流。さて、チーム名なんてしようかな?なんて話し合い私とみずほさんとけいこさんで「チームそだね〜」
にしようと言うことになりました。北海道らしさでみんなが知っているであろう有名な方言と言うことで。二軍こと和装のベテランチーム(酔鳴さん よしとさん 月子さん)は月子さんの帯にウサギが付いていたので「チーム雪うさぎ」一軍は昨年に引き続き「ヒデヒコ向上委員会」(北野きのこさん 村上海斗さん 三品吏紀さん)になりました。入場料一人500円。大会の参加費は更にチームでかかります。(1500円だったかな?)

ベテラン軍の和装なんてけっこう気合入っているではありませんか。

会場に入場し着席。椅子に置かれた用紙を見たり昼のお弁当を予約やキャンセル大会参加費の割り勘なんかをしているうちに時間が過ぎます。

さて昼からは何処を散策しようかな?スマホで検索して散策する事にするとお弁当が邪魔なのでキャンセルしてとかしたりしているうちに開幕。

予選のお題は「庭」。5分くらいで投句。紙からQRコードを読み取りサイトに行って投句すると言う予想外の未来感。句会の古さなど何処にやら。すっかりビックリしました。私のスマホからチーム名と三人分の句と名前を入力し、送信!!(動揺!!!)

なかなか投句出来ないチームもありましたが、全チーム投句を完了してホッと一息。

先生方が別室で点数をつけている間、会場では参加チーム47組の紹介が壇上で始まりました。そう、1チームずつステージ上に上がりマイクで自己紹介タイム。

こちらは「ヒデヒコ向上委員会」北海道一軍メンバー。

北海道二軍は和装も鮮やかな「雪うさぎ」。

「チームそだね〜」は松山で楽しみたいねってみずほさんが言ったら私とけいこさん二人で「そだね〜!」と掛け声を合わせるつもりがもちろんばらばらに。壇上に上がるのはどうせ最後だろうとスマホで画像をとる私。

親子で組んだチーム、各地の句会からやドイツから遥々駆け付けた人も。コスプレしたり、長々喋ったり、口笛を披露したり様々なチーム紹介でした。

47チーム全て紹介したら大体点数がつけ終わって予選通過チーム発表!(早い、出番もう終了にゃうっ!)
じゃじゃじゃじゃんっ!

予選通過はチーム三人の合計点数が高い組が勝ち抜け!

北海道一軍「ヒデヒコ向上委員会」あら予選落ち、二軍「チーム雪うさぎ」おや通過!三軍「チームそだね〜」はわたしが足を思いっきり引っ張って落選〜〜。
しかし、北海道から1チーム本戦に行くことになりましたぞ!(パチパチパチ)午後からの観光予定をちょっと予定変更。

くじを引いてトーナメントの位置を決めます。チーム雪うさぎはAを引きました。対戦相手はBを引いた成人式よりまる裏に参加を選んだかなり年下が相手。さあ本戦開始までのが一時間半の間に一回戦の「湯冷め」二回戦「音を感じる句」決勝戦の「雪」を考えて作戦を練る時間です。

本戦はチーム対チームのタイマンバトル。

審査員は夏井いつき先生 五十嵐秀彦先生、NHK俳句でお馴染みの岸本尚毅先生、青木亮人 先生 前年の優勝チームの一人。

先方、次鋒、大将の順に俳句を披露、披講しあいその様子から五人の審査員が赤旗と白旗を上げて旗が多く上がったら方が勝ち。高校生の俳句甲子園と同じ形式なのです。

弁当をキャンセルした私は商店街へ離脱。お先におビール「みかんビール」と鯛めしを頂きました。
ちゃんと本戦に入る前に帰りますから〜。

鯛めし屋さんの行列長かった!

そしてお向かいが道後お土産物センターですっかり引っかかる。

なんて素敵なお土産。心を鷲掴みにされました。
松山のお土産、可愛い。

さて会場に戻れば最後、勝っても負けても呑むだろう。とことん付き合ってもいいように覚悟をしてお土産を買って帰ったのでありました。

本戦は次の回。

ここで気がつきましたが完璧に四回で終わりません。

本当の戦いは次回からなのであります。


終わる終わる詐欺かもしれませんヨ。


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