一生実家暮らしかもしれない その9

その後、配属先の上司と二人になる機会があった。

二人で外回りをし、途中喫茶店で休憩をした。

どういう流れだったかはよく覚えていないが、とにかく私は仕事をやめたいとつっぱね、気がついたら泣いていた。

「もうそのさっちゃんの気持ち、私には止められないから」

そう答えた上司も泣いていた。

何日か後に、部長を交えて話し合いをすることになった。

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