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イオンモールに尖ったブランドが入らない理由

ショッピングセンター、商業施設のマーケティングにおいて非常に重要なのは、ポジショニングです。同商圏の他施設の顧客層とおなじところを狙うのか、それともターゲットをずらすのか?また、郊外型、都心型で施設の戦略が大きく変わるので整理し、そこからマーケティングの考え方を深めていきましょう。

都心型の戦略

都心型の戦略から見ていきます。

例えば新宿駅は交通の拠点となっており、1日の乗降客数は200万人を超える大都市です。
500m圏内のマーケットボリュームは1兆円以上とも言われています。また、商業施設も数多く存在します。

その中で勝ち続けるには、オリジナリティの高
いショップ、個性が強く好き嫌いが分かれるようなブランドをあえて入れることで、強いファンを獲得する戦略が適しています。

そのため、日本初進出のブランドや既存企業の新業態の展開などのインパクトで顧客を増やしていき広域から狭い客層を狙っていくことが定石だといえます。

イメージでわかりやすいのは渋谷109です。かなりターゲットをしぼり大衆向けではなく、とがったブランドばかりになっています。

郊外型の戦略 

一方、郊外型は逆の戦略のほうが有利に働きます。競合施設も少なく、商圏も都心に比べると狭くなります。そのため、なるべく広い客層を獲得するためなるべく一般的に有名なブランドやショップを、入れることで集客します。

郊外で圧倒的に強い、ららぽーとやイオンモールなどのイメージです。これらの施設にはあまりとがっているブランドが入っていないのはその理由です。

学べること

ものすごく簡易的に整理してますが、立地によって戦略が大きく異なります。施設で言うと、入れるべきショップ、ブランドが異なってきます。
ここからの学びは下記2つのポイントです。

・戦略は商圏の広さによって大きく変わる!
・商圏が広ければ、より専門的に!

自身のポジションをどこにおくか?

これはサラリーマンの社内のポジションに置き換えても考えられます。

中小企業で少数精鋭の場合はオールマイティになんでもバランスよく活躍できる人が求められる傾向にありますし、ある程度の規模の会社で圧倒的成果を出すためには、かなり専門性が問われてくると言う形です。

社内でどんなポジションを取るか参考にしてみてください。

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