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観光地の駐車料金は地元民無料にしたら良いと思います

豊後高田市の町の駐車場が平日無料開放されることになりました。

それまで、昭和の町中心部にあった無料駐車場が、施設の建設に伴い利用できなくなったことへの代替措置としてこのような対策を行なったようです。
これは、大変いいことだと思います。

観光地の駐車場代金というのは、そこを永続的に整備したり運営するための大事な財源になります。そのため、多くの観光地でそれなりの金額で行われますが、観光客としては、「まぁ、しょうがない」という感じで支払って駐車してます。

しかし、地元民としてはなんだか釈然としないものがあります。そこが観光地だといっても、駐車場代金まで払って自分のうちの近くに行く人は、まぁ、いません。親戚が来て、行ってみたいと言うのなら仕方なしに行きますが、その時も近くに知り合いがいればそこに駐車させてもらいます。地元の観光地の駐車場にお金を払うのは負けたような気がする。ってこともないか。でもそんな感じ。

その結果、地元の観光地に地元民は行かないということが発生するわけです。
もうちょっと、うがった見方をすると、観光のハイシーズンなんかに観光客が押し寄せ、渋滞が発生したりすると腹が立ったりするのです。別に自分が損する訳でなのだけれど、あいつらばっかり儲けやがって、と思ってします。今回のコロナ騒動なんかでお客が減少すると、ザマアミロなどと思ってしまう。嫌なもんですなぁ。

ちょっと考えて欲しいのですが観光に関係する人は、一番いいシーズンに駐車料金を取ることは当然と疑問なく考えていると思うのです。でも、そういう時には地元民は来ません。
でも、昔から地元の人に愛されていたから観光地になったのではないでしょうか。観光地として素晴らしいからお金をとっても見てみたいという人が集まって、そこに利権ができたという経緯でしょう。
それはそれで当然の流れです。でも、それはいつまでも続きません。いろんな観光地を見れば明らかです。観光客を呼び込む努力が必要です。

で、ここで考えてもらいたいのですが、今は一般の人がインターネットで情報発信ができる時代です。テレビ局やマスコミなどの情報より、個人の発信が流行を左右する時代になりつつあって、それは今後さらに加速します。であるなら、味方は多い方がいい。

つまり、地元の人たちを味方につける方法の一つとして、観光地の駐車場を地元民に限って無料にする方が、これからの観光地の戦略として正しいのではないかと思うのです。
ハイシーズンであっても地元民ならいつでも無料で見に来ることができて、その代わりと言ってはなんですが、ファンになって、SNSや知り合いに情報発信をして欲しい、とちゃんと伝えることが必要なのではないかと思うのです。

お金を落としてもらうのは観光客で、地元民には、その観光地のサポーターになってもらえるよう工夫することが運営側の行うべきことではないのかと思うのです。で、その方が絶対みんな楽しいんじゃないかなぁ。


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