小学校お受験、説明会・出願・入試は何月?
元お受験ママ、カナヲです。
このノートは少しでもお受験に挑む家庭のお役に立てればと書いているものです。
この記事は連載3回目です。
お受験を考えるのであれば、まずは、小学校受験の考査が行われるのが11月であることを知らなくてはなりません。
このノートでは東京の私立小学校をメインに話を進めていきます。
関東の小学校のお受験スケジュールはだいたい以下のようになっています。
6〜7月 私立説明会
8〜10月 国立附属説明会
9月 願書配布開始
9月末 出願開始
10月後半 神奈川・埼玉・千葉の私立考査・都内私立事前面接
11月 都内私立・都内国立附属考査
12月 都内国立附属考査
(中堅校以下にランキングされるよう学校では、ほぼ一年中説明会をやっているような学校もあります。また、予約制でいつでも学校見学ができるようなところも。)
都内の学校を志望する場合でも模試がわりの練習校として、また滑り止めとして10月に神奈川・埼玉・千葉の私立校を受験するのはスタンダードな出願方法です。
神奈川や埼玉には、合格しても都内の学校に合格をいただいて辞退する方が多いため、難関と呼ばれている学校ですら定員の倍近い合格者を出す学校もザラにあります。
つまり、仮に神奈川で不合格になっても繰り上がり合格が来る可能性もおおいにありますので、落ち込まずに「いい練習ができた」というくらいの気持ちで東京校に挑むことが大事です。
もちろん神奈川で先に合格をいただければそこでひとつ自信になりますので、そのまま勢いをつけましょう。
そして11月を駆け抜けるのです。
(中学受験でも同様のことが1月と2月に行われています。)
最終はクリスマス直前に合格発表がある筑波大附属です。
(注:2020年実施の考査では新型コロナウィルスの影響でなんと1ヶ月も日程が早まりました。収束後に元に戻るかは不明ですが、このノートでは基本的には例年のスケジュールで語ります)
結果が出るのがほとんど年末なので、筑波入学者の分の私立辞退による補欠繰り上げは1月半ばまで動きます。
なかなか合格を辞退しない家庭もあるため、2月半ば頃まで玉突きで動くこともあるようです。
このようなスケジュールで実際の入学考査は実施され、子供達の学校が決まっていきます。
では、親は考査に向けてどのようなスケジュールで動くのか。
まず一番重要な年長の1年間(年中11月からの1年間)は、子供の実力を上げるための家庭学習や塾通いのサポートはもちろん、出願のための説明会や学校公開日やイベントに足を運び、願書を入手し、願書文面を書いて塾の添削を受けて何度も書き直し、絶対にミスのないように出願しなくてはなりません。
説明会は同じ日に行う学校が複数あることも多く、家族で手分けして行く必要が出てくる可能性も大いにあります。
また、国立大附属校を受験するのであれば各校に独特の出願方法を間違いなく把握して、実際の考査にたどり着くまでに何度も学校に足を運び、抽選に通らねばなりません。
詳しくはまた書くつもりですが、学芸大附属や筑波などは出願順に考査の順番が変わるため、その調整のため早朝から、もしくは前の晩から並んだりしなくてはなりません。
9月から11月のスケジュールはさながら難解なパズルのようです。
両親はもちろん、時には祖父母まで総動員して乗り切るのです。
子どもに兄弟がいれば、その世話もあります。
子どもの対策だけではなく、保護者面接の練習や、願書用の写真を撮りに行ったり考査の服装もそろえなくてはなりません。
大げさではなく本当に地獄のようにめまぐるしい日々になります。
最後の半年がいかに忙しいかがお分かりいただけたでしょうか。
では、これを乗り切って年長の11月~12月に合格を勝ち取り、笑顔で小学生になるためには、「いつから」「何を」すればいいのでしょうか。
そこが聞きたいところですよね。笑
まずは「何を」について次回書きたいと思います。
【まとめ】
まずは実際の考査のスケジュールを理解し、そこに向かうラスト半年・ラスト1年間のやるべきことを把握しましょう。
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