タッチは”される”ではなく”使う”~タッチラグビー~
こんにちは!かなです🙆♀️🌸
さぁ、今回は『タッチは”される”のではなく”使う”』ということで
”タッチ”という言葉から生まれる”鬼ごっこ”というイメージを変えたいなと思います!
そして、1アタック中のタッチ6回はどう使っているのかも合わせて説明していきたいとおもいますのでよろしくお願いします!
⭐︎このタッチの使い方においては今回はヤーズ(自陣前でスタートの場合)です!
※ヤーズ/ゲイン→トライを取るために自陣から敵陣に進むこと。
タッチラグビーのルールが分からない方は、こちらをどうぞっ♪↓
◾️タッチ”される”という考え方を変える!
まずはこれ!
タッチの具体的な使い方を知る前に、
タッチ”される”、そしてタッチから”逃げる”という考えを変えると理解しやすく面白くなります。
タッチは、”される” ではなく ”つかう” です。
イメージでよくあるのが、鬼ごっこ=タッチされないように逃げるですが、
タッチのほとんどは、
❗️アタックからディフェンスにタッチ❗️
をしてタッチを成立させます!
下の写真のようにアタック自ら手を出してタッチしています。
この理由はいくつかありますが、今回はタッチの使い方という面で説明します!!
タッチラグビーの攻めは、スピードや流れが大切だと私は思います。
特に自陣前から敵陣に進む時!
<例えば>
鬼ごっこのように、右へ左へ逃げて抜ききれず、ディフェンスにタッチされたとする。
そこで、起こりうる可能性があるのが
・不意のタッチに反応できず、タッチされた所を通り過ぎてしまい、タッチポイントまで戻らなくてはいけない→流れが止まる
(通り過ぎたところでそのまま置くとペナルティー:オフザマーク)
・タッチされた場所で置けたけどハーフがついてこれずに遅れる→流れが止まる
☆(タッチラグビーには”ハーフ”というポジションはなく、タッチの度にハーフになるひとが変わることもあるので直前で変わると遅れが出る)
上のようになると、1回1回のタッチで止まってしまうため流れが作れず、上手く進めない。
なので、自分からタッチを使うことで、自分以外の仲間が次の役割を早く理解でき、次の攻めをスムーズに行えます。
では、タッチは”される”のではなく”使う”というのが分かったところで次はその使い方です!
◾️タッチ6回の使い方
6回のタッチのうち最後の一回は使うのではなく”される”です。(6回タッチされた時点で攻守交代だから、最後は自分からタッチされに行く理由がないので勝負します)
なので使えるタッチは5回になりますよね。この5回のタッチの中でトライにつなげるために一番重要になってくるのが5回目のタッチです。
(ちなみに、この5回目のタッチの理想は「ゴールになるべく近く(5mより手前、10mから5mの間)」「コート中央付近」です。中央付近でおくと、左右両方にスペースができ、攻撃の選択肢が増やせるから。)
この5回目のタッチのときにいかに有利な状況を作れるかが重要なんですが、そのために重要になるのが、1、2、3、4回目のタッチになります。
さっきもお伝えしたようにタッチラグビーの攻めは、スピードや流れが大切だと私は思います。
そして、タッチのコートは縦70mあるので前にも進まなくてはいけません。
なので、4回のタッチは前に進みつつ、5回目のタッチに向けて流れを作る。という使い方をしたいです。
まとめると
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●1〜4回目→5回目のタッチのために”前に進む””流れを作る”
●5回目→4回目までの勢いに乗ったまま仕掛けに繋がる場所で使う
●6回目→最終勝負。唯一ディフェンスにタッチ”される”
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というふうになります。
そう、この6回のタッチは全てワンセットで、1つ1つが独立しません。
1回1回抜きに行きにいき、少しでも前にいくというのではなく、前に進みながらも次のタッチも考えて使う必要があるということです!
5回目のタッチが重要と言いましたが、たった5回でアタックが終わってしまうので、実際は1つ1つが大切ですね!4回を大切にうまく使うことで5回目にいい位置でタッチが使えるんです!!
◾️狙うところ
縦に進むといいましたが、縦ってどこを走るかというと、タッチしたディフェンスを狙って走ります!
というのは、タッチしたディフェンスは5m下がるというルールがあるため、下がってる間は何もできません。なので単純に考えた場合、その選手を素早く攻めれば5mは進めるという事になります。
タッチが起きたらまず、ロールボール。そしてハーフが拾います。拾ったハーフはタッチされてはいけないので次走りこんできてもらう人が、5メートル下がってる最中のディフェンスを攻めるということです!
(ハーフはボール持って走れるけど、タッチされたら相手ボール。トライもとれない)
例えば、こうしてタッチが起きた場合に。
すでに5m下がってるディフェンスはすぐにタッチしにくるので5mも進めない。
ということもおこるので、絶対前に進みたい時であれば、タッチしたディフェンスを繰り返し狙うのが効果的だと思います。単純に考えると、、、。
同じディフェンスを狙っていけば、狙われているディフェンスも繰り返しのタッチはきつくなります!
◾️数字で見てみる
今までのを踏まえて少し数字にして見てみます。
タッチラグビーのコートはこれ↓
ゴールからゴールまで70mあります。
攻めのスタートが自陣5mからだとしてもゴールラインまでの距離は65mあります。(攻守交代が5mラインよりゴール側だった時は5mまであがってOK)
6回の間に65m進むには、単純計算で1回のタッチで約10m進むことになる。
1回のタッチでディフェンスが下がるのは5m。。。。
となると、単純に5mを進み続けても5×6=30m。多少進めたとしても40mしか進めません。
なので、タッチした人を狙い縦に走りながら、ワンパス(隣の人にパス)やフェイクを考えたりして進む距離を伸ばしたりします。
でも、最初に言ったように、左右に逃げたりはしたくないので、隣の仲間を越して横に走るのではなく、その場合はパスして、受けた仲間がそのギャップを攻めます。
または、基本的に、65mの進み方はチームの作戦で決めています!
(決めてないのは、フリーゲインというのですが、それのみで挑んでいるチームはおそらくほぼ無いかと、、、。)
タッチ1回目はここで使う、タッチ2回目はここで使う、タッチ3回目は、、、、と置く位置、ハーフする人等を一連で決めているものです。
状況を見て少しの臨機はありますが、なるべく決めた形でいきます。
そして、その攻め方は2、3パターンを持ち合わせて試合に臨んでいるチームが多いかと思います!
◾️まとめ
今回のポイントはこれ!
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▫️タッチは、”される” ではなく ”つかう” !
▫️アタックからディフェンスにタッチする!
▫️タッチラグビーの攻めは、スピードや流れが大切!
▫️タッチは6回でワンセット!1つ1つ独立しない!
▫️タッチしたディフェンスを狙って走る!
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です!全部「前に進む」ということを目的にしています!
回数が制限されているから1つ1つのタッチをどう使うかがとても大切なんですね!
▫️くらいしかな
▫️タッチラグビー日本代表(’15’19)
▫️Acoustic guitar
▫️wacci
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最後まで見てくれてありがとうございます!
私はSNSでタッチラグビーのことを発信し始めてから、このような”タッチラグビーの考え方や戦術について”をほとんど書いた事がありませんでした。
今までは、ルールがほとんどでした。
なぜ今回、こういう記事を書き始めたかというと、自分がタッチラグビーを始めたときに戻って考えたときに、ルール以上のことを知れるものがほしいと思ったからです。当時は、ダウン1つに対しても、何人もの先輩の試合中の動画を見て、真似してを繰り返してました。
私は真似っこして覚えるタイプなので、今までやってきたことを、文章にするというのは簡単ではありませんでした。なので、まだ分かりにくいところも多いかと思いますが、これからタッチラグビーを始める人、もっと知りたいと思ってくれる人に届けていきたいなと思って書いています。
最後に
今、他にも沢山記事を作成してますが、その中で「私の考え方」も書いています。
そこで、スポーツでのルールに対する答えは一つですが、考え方に対する答えは1つではないので、これからの記事を見るときに、それを全てにするのではなく、あくまで参考にして自分のやり方も見つけてほしいです。
私も始めた頃はもちろん、今でも色々と試し自分のプレーや考え方が作られました。
ぜひ読んでくれたら嬉しいです。
フォローよろしくお願いします!
とはいえ、コートは横50mあるから1on1抜けるのでは?と思うかもしれません。
それについては、0とは言い切れませんが、静態した1on1で抜けることはほぼないです。
自分から手を出しておくのが主流となってますね!
(その他自分から手を出す理由は今後別記事で!)
知るきっかけ、出会いのきっかけを作っていきたいです。スポーツを広めたり、自分の経験で得たことを次に繋げるために形にしています。現役スポーツ選手をしながらの挑戦。サポートよろしくお願いします。