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2023年ツールドおきなわ140kmマスターズ ギリギリ完走(2/2)


1.普久川下り~奥の登り

「県道70号線 Climb」4:54/251w/4倍~「TdO奥の登り」11:56/241w/3.8倍

この辺は集団形成がされないか期待しつつ、しかしまだまだ脚が合う集団が見当たらず。
結構脚が残ってたみたいで「まだ」4倍~3.8倍が出せていた。

2.奥のダウンヒル~普久川2回目

奥のダウンヒルでも順調に抜かれる。ダウンヒル終わりあたりでグルペットの集団が形成される。10人以上にはなっただろうか?
ダウンヒルで遅れて後ろの集団に吸収されるケースがほんとに多い気がする。ダウンヒルでせめて抜かれないくらいのスピードで下れたらもっと楽しめそうだな…と思った。
下り攻めなさすぎも問題なのかもしれない。ケガしたくないけど。

ローテを回すのは5,6人。いや、先頭~第二集団ならともかくグルペットなんて別に余裕ないなら牽かなくっていいと思った。自分は一応牽いてました、「ここでは」ね…
10km程度だけど集団で楽に走れてた気がする。

そして迎えた2回目の普久川の登りでは、たまたま自分がローテ先頭にいるタイミングで入る。

グルペットなら登りを頑張らずに平坦や下りを頑張るべき、というのがセオリーなのだろうけど、普久川ほどの長い登りは前から落ちてくる人にジョインするチャンスではないかという気がしていて、長い登りでは頑張る派。(自分でもそれが正しいのかはよく分からない)

TdO 普久川ダムの登り(2回目)23:16/224w/3.55倍
普久川の登りでいよいよFTP前後のパワーが出なくなってきた。SST程度の強度まで落ちている。
このあたりから、自分的にベストのスピードで走るというよりも他の人のペースに合わせてヒルクライムをするという心境になってきた。(脚の疲労具合と、残り距離を鑑みて)
なお、今回のおきなわではパワーメーターはほとんど見ていない。普段なら集団にいるとき以外はちょくちょく見るのだけど今回は雨が酷すぎて水滴でガーミンを見ている余裕は無かった。

この普久川の登りで、それまで居たグルペットの過半数がさらに遅れたように思う。自分が先頭で登りに入り、しばらくして5名前後登りで追いついて来る方がいたと思うが、それまで10数名いたと思うので。

3.学校坂~嘉陽の坂

このあたりの区間、また次なるグルペットグループが形成されやすいエリアです。学校坂の斜度がかなりあるので、そこで追いついたり逆に追いつかれたり。登坂力の差が出て結果集団になりがち。
今年も学校坂終わりあたりからの下り基調アップダウンで脚が合う4名パックとなった。(その中では自分が一番脚がなかった)

今度はそれまでとは逆に、登坂で遅れ、平坦や下りで追いつくパターン。
前の3名の方について、まれにローテに加われる時は加わり、さらにごくまれに別カテゴリーから落ちてきた人がたまにトレインに乗ってきては落ちていくという繰り返しを嘉陽の坂あたりまで繰り返す。
ただ確実に脚へのダメージは蓄積していたようで、嘉陽の坂でドロップ。坂での維持が出来なくなっていた。
TdO 学校坂 8:07/222w/3.52倍
嘉陽の坂 1:39/211w/3.34倍
二回目の普久川では20分以上3.55倍を出していた計算だけど、学校坂より後はだいぶ辛くなってたようで、嘉陽の坂では2分3.5倍も出てないけど、これが実力。
ダンシングのために立とうとすると、脚が攣りそうになったのですぐ座ってシッティングに戻す。

後は羽地の麓まででいかに回復できるかというのを考えながら、耐える走りを粛々としていた。(関門時間大丈夫かな、早くゴールにたどり着きたい…)と考えながら。

4.羽地~ゴール

羽地の麓まで来ると、やる気になってくる。
以前出た2015、2017ともにここでは脚が無くなっていた。今回も脚が無いのは同じなのだけど自己満足でも良いから羽地の登りだけは最後まで踏み切ってやると思い、頑張り気味。
以前と違い、トンネル以後が右折ではなく直進になった。
ここは追い込みすぎて正直、前走者と道しか見えていない。ひどい顔をしていたと思う。たぶんだけど白目むいてたかもしれない。
しかしそこまで追い込んでもセグメント的には以下の有様。
県道18号線名護方面 13:58/206w/3.26倍
3倍しか出てないのに心拍はLT一歩手前まで上がっていた。

そして羽地頂上からはもう下り、登りで意識が朦朧としていたけど、下りはしっかりしろと自分に言い聞かせて最後まで事故らないように、急いで慎重に下る。
最後の1km看板が見え、最後の1kmくらいは全開で踏んでやろうと、ゴールまで踏み切り、終了。

完走。正直、途中からは事前にX(Twitter)で目にした関門予定時間から逆算して(これならまず完走は行けるだろ…)と思っていたけど、後で結果見たら、自分より10分強遅れていたら関門で止められていたことが分かった。最後まで自分なりにベストのスピードを出していて良かったと安堵。

ギリギリ完走。

振り返り

長距離ロードレースの経験はおきなわ3回とニセコ4回くらいだけど、走ってて過去1番辛かった。(ギリギリ完走にも関わらず)

良かった点/反省点

  1. 天気予報を見てフロントホイールをアルミリムに買えてきたのは良い選択だったと思った。(ディスクブレーキ車がある人は関係なし)

  2. 羽地を追い込んだけど、「本番で頑張るくらいならサボってた8~10月にもっと乗っておくべきだよね」というあまりにも当たり前の反省。レースは始まる前に大体結果が出ている。もっと計画的に練習しておけという話かも。(大体毎回思ってる)

  3. やはり下りが苦手。攻めすぎるのではなくビビッて必要以上に減速している。事故るよりはマージンが有る方が良いけど。空気圧6Bar(25C)で行ったけど、もう少し低くても良いのかな?トップライダーは4barちょっとだったようで。クリンチャーだからそれよりもう少しは圧高くないといけないかもだけど、5barくらいで行けたのかもしれない。

  4. 宿について。ゴール後に30kmもさらに走らなければならないところに宿を取るのは考えた方が良いと思った。全くもって後悔。来年はもっと近い宿にしたい。

  5. ゴール後のふれあいパーティの豚汁そばが旨すぎた。でももっと肉いっぱい乗ってるやつにしておけばよかった気がしないでもないw

試したいこと

  1. 補給に2runを追加。レースで脚を実際に攣ったことはないのだけど攣る一歩手前を感じたことは何回かある。試してみても良いのかもしれない

  2. 補給食の摂取方法。ソフトフラスクを購入したい。以前ニセコに出たとき、雨の中落車してジャージのポケットに入れてたフラスクを落として以来、補給食の分散の観点からフラスク使ってなかったが、2個のフラスクに分ける等して空ける手間を少なくしたい。(ジェルを集団内で食べられなかったので)

  3. よくハンドルにコースプロフィール図を貼ってる人がいるけど、あれは本当に有効だと思った。自分はやったことが無いけど。走りながらだとこれからどんな斜度の山や坂があるのかがそらで思い出すのが難しい。
    次は用意していきたいと思った。(どうやって張り付けてるんだろう)
    なお、ガーミンのクライムプロはあまりアテにならないと思った。(今回のような感じだとそもそも雨が酷すぎて画面が見えない)

  4. ゼッケンプレート台座を購入。2015の時から毎回使ってみたいと思うけど喉元過ぎればなんとやらで結局ゼッケンプレート台座を買わずに終わる。今回は喉元過ぎないうちに注文した。

  5. 定期的な高強度練習 今年からはL4やSSTのような20分メニューを2回みたいなのはほぼしておらず、タバタやVo2MAXインターバルのようなL5~L6をしていた。練習時間の割にはパワーを(ある程度は)戻せたので、練習を確保した上でやれればとても効果的な気がした。
    プラスで、SSTやL4等のメニューもやっていければ良いのだろうけど、どこまで疲労回復との兼ね合いがいけるのかはやってみないとなんとも。

メモ:補給食

レースで3,070KJ消費していた。

マグオン×3(120kcal×3)、コンビニの羊羹×1(180kcal) 配布されてたピュアパラスティック20g(76kcal)
ボトルは2本ともポカリ(375kcal)。
補給計:991kcal、補給所のボトルもスポドリだったのでレース中1,100kcal程度?

朝食は以下の沖縄県のメーカーの菓子パン+マイプロテインのプロテインブラウニー287kcalで、計1,040kcal。


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