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メメモリの世界観について考える1~ふたつの神器~

初見の方へのご挨拶

 はじめまして!いんたーねっとの海を漂う暇人、鴇乃(トキノ)カナタです。既にわたしをよく知ってる方はここはスキップしてくれよな!

 鴇乃カナタはXでメメントモリを始めとするソシャゲに関して呟いている暇人です。たまにイラストを投稿していたりもします。
 大好きなソシャゲであるメメモリ(メメントモリⓒBank of Innovation,Inc.)はリリース当時からプレイさせてもらっていますが、途中離脱や放置が目立つので、マイペース、まったり勢に分類される……はず。おいそこ、サボりって言うなよ。
 挨拶はこんなもんかな。……え、だめ?じゃあ、Xのアカウントのリンクを貼っておくので気になる方はそこからメディアでも覗いてください。絵を見てもらうのがいちばん早いよ、絵描きだし。
鴇乃カナタ/https://x.com/Kanata_tokin0

メメントモリはBOI作のソシャゲ

 今回は、本編で全然ストーリーについて語ってくれない放置ゲーのメメモリの世界観、設定について考察していく記事です。多分シリーズ化するはず。推敲とか添削とか苦手。乱文が苦手な方はブラウザバック推奨です。
(放置ゲーはいくつかやったことがありますが、ストーリーなくなったのメメモリだけじゃないんだよな。意外と放置ゲーあるあるなのか?)

 正直、考察と言っても1回で収まりそうな気がしないので、要素毎に何回かに分けることになるとは思うのですが、どの回でも結論は同じだと思うので、最初に結論だけ述べておきます。

メメモリのストーリーって深いな~~~~~!!!

 ……以上!
 これから語る内容はわたしなりにメメモリの世界を観察して、ボイスやキャラから要素を拾って、頑張ってガッチャンコした妄想。あくまで妄想。
 
色々と妄想の根拠になりそうな情報は提示しますが、公式見解ではありません。その事を把握した上でこの先に進んでくださいね。

メメモリの大きな流れ(ゲーム本編)

この世界には、魔女と呼ばれる少女達がいる。少し不思議な力を使えるだけの、ただの少女達。
数ヶ月前、突如として世界を襲った災いによって世界は滅んだ。聖槍教会はこの災い──呪いを魔女のせいだと宣言し、「魔女狩り」を開始した。
主人公はそんな世界のとある国の領主。
ある日、主人公の前に現れ「一緒に世界を救って欲しい」と願ったイリアと名乗る少女と共に、主人公は世界を救う旅を始めることになる。
呪いを次々と払う主人公達はやがて、呪いの根幹である「クリファの魔女」と出会う。

 これが今までわたし達目線でプレイしてきたメメモリの世界観ですね。でも、最初のクリファの魔女であるナターシャを倒した後の本編ストーリーらしき描写はまさかの一切無し。あるのは、周年記念や新キャラ追加で行われるパネルミッションで公開されるミニストーリーと、キャラクター毎に用意されているメモリーという個別ストーリーのみ。

 なんでストーリーがないんだよ!
 放置ゲーでやることもないのにストーリーすらないとか、どういう世界観なのか全然わからん。
 イラストと音楽はいいのに、すごく残念……。

 当時の皆の感想は多分これが大半だったはず。実際、アプリに対するストアレビューはこういうのが似たりよったりでした。
 わたしも概ね同意見で、しかし大好きなBOIのゲームだし、ガチャ用の石集めもしなければいけないからとメモリーを読んでいくうちに、ロザリーが語るこの世界の成り立ちの秘密だとか、クリファの魔女のメモリーによく登場する「教皇」とは何者なのか、だとか、そういうのが気になりだしたわけです。
 とはいえ、妄想は妄想だし……となんだかんだ一年半も放置気味になっていたところを、最近お世話になっているギルドメンバーの一言がきっかけで、よしもう1回考察してみるか!となった次第です。

『教皇が持ってるロンギヌスの杖って、なんなんだろう』

 言われてみれば気にはなるけど、情報らしい情報出てなくない?いやないことはないよ。で調べてみたら、はい、ほんのちょっとだけ……ありました。

藍イリアのメモリー第3話

  一緒に世界を救って欲しい、と頼んできたのは、そのために必要な手段がイリアに与えられていたから。
 イリアが預かっていたのは「ティクーンの杖」。ティクーンとは、ヘブライ語で「修復」という意味を持つ言葉。ユダヤ教からの出典ですね。その名の通り、杖の力で呪いに侵され破壊された世界を「修復」することが出来るのです。
 ただし、使用者は限定されているようで、イリアは使用者を探して世界中をめぐって領主である主人公の元に辿り着いています。
 ティクーンの杖の能力については、ロザリーが教えてくれていますね。

翠ロザリーのメモリー第1話
翠ロザリーのメモリー第2話の一部分

 杖を扱うための神官として育てられたロザリーはその能力についても教えられており、
『絶望を希望に変え、絆を力に変える杖。悪魔たちを倒し、封じるための杖だ。』
 と語っています。
このように、ティクーンの杖に関しては能力に関する記載があるのですが、ロンギヌスの槍については……アレ?なくない?となるまでが多分考察民あるある笑
 確かに情報は少ないのですが、勿論、全くないわけではありません。メモリー内に「教皇」が登場した時、この槍がセットで登場することがあります。

フローレンスのメモリー第4話の一部分
フローレンスのメモリー第5話の一部分

 このように、槍を向けられたフローレンスは洗脳され、大切な存在であるはずのフォルティナの記憶を忘却してしまっています。
 ……つまり、ロンギヌスの槍の能力は忘却?
 いいえ、そう判断するのはまだ早いです!なにせ、リリース当初とは異なり、現在は実際に「教皇」がプレイアブルキャラとして実装されていますからね。

【聖槍の魔女】エルフリンデ

 神様から与えられたにしてはやたらと禍々しい気もしますが、これがロンギヌスの槍。
 この教皇は幼い頃両親を亡くしたイリアを保護し、魔女の力の扱い方を教えた「師匠」でもある人物です。(※パネルミッション付属のストーリーより)
 しかし、とある事件がきっかけで、主人公に助けられるまでは悪魔に身体を乗っ取られており世界を滅ぼしてしまった張本人、そして悪魔の一番の被害者でもあります。
 これまで悪魔と最も密接な関係にあったエルフリンデですが、彼女は悪魔の目的についてボイスでこう語っています。

負の感情を好む悪魔は、人の心を唆す術に長けています。その力で私の体を奪い、人々を洗脳し、クリファの魔女を暴走させたのでしょう。けど、世界を滅ぼすだけなら この槍を使えばよかったはず・・・・・・。何が目的であんなことを・・・・・・

 エルフリンデのボイス

──ロンギヌスの槍には、世界を滅ぼす力がある。

 確定的な証拠が得られましたね。
 とはいえ、世界を滅ぼすといっても、災厄や疫病を振りまくのか、あるいは炎や氷のような直接的な能力を振りまくのか。その具体的な内容については不明のまま。
 しかし、この槍の対の関係となるのが「修復」のティクーンの杖であるならば、ロンギヌスの槍は間違いなく「破壊」の属性を持っているはず。
 ……ところで、この決定的な証拠を得るの、すごく大変なんですよね。だって、エルフリンデをLRにまで進化させないといけないので…!
 天冥キャラはガチャでも全然出ないことで有名ですね。あと進化に他キャラを使えないのですごく大変です。たまに神引き報告を見かけますが、わたしには当然そんな神引きの経験もなければ、エルフリンデをLRにする財布の余裕もないので、必殺技を使うことにしました。

 それが、これ!
 メメモリ公式が出してくれた公式アートブックで、A4判/336Pのスーパーボリューム。正直めちゃくちゃ重いので持ち運べないし、電子版も同時購入しました笑

──正直お買い得すぎるのでぜひ買っていただきたいですが販促は主題では無いのでここでブラウザバックしないでくれ──

……ともかく、このアートブックに記載されているキャラの全ボイスを参照して、この一文を見つけたわけです。なかったらあと三万年は過ぎてそうですね。

 でも、ここでひとつ疑問が。この疑問は考察のきっかけとなったギルチャでも取り上げられていました。

『なんで、槍と杖でくれた相手が違うんだろう』

 ……相手が違う?何の事?と見逃している方もいらっしゃるかと思いますので、最初に槍と杖の存在について説明する際に取り上げた画像を、もう一度よく見てみましょう。

再掲:藍イリアのメモリー第3話

──『神』より賜りし聖架
──『天』より降りし星樹

 ……神様がいるのは天上の世界なんだから、神も天も同じじゃないの?もしそう感じた方がいらっしゃるなら、その考え方は決して間違いではありません。普通現世に神様なんていませんし。
 しかし、この場合の『天』というのは、天上界のことではなく、天使のことを指しています。こちらも再掲になりますが、ロザリーのメモリーをもう一度確認してみましょう。

再掲:翠ロザリーのメモリー第1話

 ……杖くれたの天使じゃん!となるわけですね。(実は最近実装されたモルガナのメモリーでも天使様の杖、という一言が登場しています)
なんでそんなめんどくさい言い方するんだ、と思わなくもないですが、そこはまあ、一旦置いておくとしましょう。
 とにかく現状、ロンギヌスの槍=壊すためのもの、ティクーンの杖=直すためのもの、ということがざっくりと分かったわけです。
 ちなみに、ロンギヌスの槍の原典はイエス・キリストの死を確認するため脇腹に突き刺された聖槍です。イエス・キリストとは人間の肉体に受肉した神と同義の存在。だから、例えば、の話にはなりますが、このゲームにキリスト(所謂絶対神)がいるとして、その神が既に人間として受肉していたとしたら──その人間にロンギヌスの槍を突き刺すような可能性があるのでしょうか?まあさすがにそんなスプラッタ展開は年齢制限モノなのでないとは思うのですが。

……でも、そういえば、このゲームには神の力を持って生まれたキャラクターがいましたよね。

イリア

ねえ、もしも世界を救うために一人分の命が必要って言ったら、君はどうする? 神の奇跡の代償に、一人分の魂が私の魂が必要だとしたら、君は・・・・・・。なんてね。 冗談だから気にしないで。君なら、本当に助けてくれちゃいそうだから・・・・・

藍イリアのボイス

 チュートリアルから登場する非ガチャ限キャラにも関わらず当時から盛大な匂わせがされていますね。とはいえ、このボイスを聞けるのはやはり最終進化後。ちゃんと図鑑を振り返らなければ見られないような位置にあるあたり、運営もそのつもりなのでしょう。
 イリアが大きな代償を払って起こすかもしれない『神の奇跡』。その正体については次回の記事で深堀りする予定ですので、良ければ次回も見てくださいね。

※記事内に掲載された画像、スクショの転載はお控えください。記事に関する感想コメやツイートは大歓迎です。
※載せる場所がなかったので「ティクーンの杖」と思われる杖の画像を最後に載せておきます。これも後々詳しく考察したい。

時空の洞窟をクリアすると表示される杖
Lv240以降のレベルリンク画面に表示される杖

そして……

ソテイラ

──領主とそっくりの杖を持っている放浪者。

 君は、一体何者なんだ。

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