ヘブバンCBTを遊びました
2021年内予定で、AppStoreの予約コーナーには12/31からとして公開されています。
「オリジナルシナリオ一本が武器のスマホRPG」という、FGOが当たったおかげで各社企画できるようになったジャンルだと思いますが、これでダメなら新規IPでのスマホRPGは今後企画書でボツになるんじゃないかと思います。それぐらい今の市場で新規IPを立ち上げるのは難しいですし、現に今年出たものだとディーサイドトロイメライ、ディープインサニティなどありますが存在感ありませんよね。
本作は選択肢をバンバン選ばせてきて(即BADの選択肢もたまにある)、選んだ選択肢に応じてシックスセンス(ペルソナのステータス的なもの)が上がったりするADVパートとダンジョン探索RPGパートに分かれてます。
戦闘は交代に待ちターンがかからなくなったアナザーエデンという感じ。多少味付けされていますが、スマホRPGでありがちな形態のひとつかと思います。
良かった点
◎音楽良し
○テキストは麻枝節が効いてて信者にヨシ
○選択肢豊富でノベルプレイヤーにヨシ
○メインストーリーとその中で行う戦闘(=稼ぎ)は無限に可能
引っかかった点
△歩けるマップ、初回はいいがレベル上げとか始めると移動を挟むのでUIとしてイケてない
△ショップの場所が散らかっていて、しかも一つは移動を挟まないと行けない
△本当にメニュー以外のUIが洗練されきっておらず不親切(ダンジョン移動中に前後列入れ替えるのにひと手間要るとか、強化素材の入手先がパッとわからないとか、これから強敵と戦いますよって画面で敵の弱点がわからないとか)
不味いと思う点
✕最低レアリティのAランクだと、初期レベル上限では1章で早くも耐久力がついていけなくなってます。
これ1章のボスですけど、控えのAを出したら1発でDP全損して2発目で死にます。誰か一人死んだらゲームオーバーです。
(↑自分が突破した時の状況)
運営のプレイ動画だと主人公のスキルで華麗にしばいてましたけど、通常プレイだとLvの関係でそんなん覚えられないからつらいぞ!
✕1日3しか回復しないライフを”装備ハクスラ”と”キャラストーリー解放(交流)”の両方に使う。ガラケー時代はストーリー読むのにお金払ってましたけど、今それ?って思いました
✕信者にヨシな文章は味が効きすぎて絶対アンチに叩かれる。ここは耐えような
売れてほしいけど、手放しで褒められない程度に不安要素が散見されました。
年末ってヨソのゲームが揃ってクリスマスと正月でお得パッケージや見た目最強新春キャラとか売り出すので、セルラン上位に食い込むのが厳しい時期なのも逆風です。
人生で最初にプレイしたパッケージノベルゲームがAirなので、だーまえ作品にはぜひぜひ続いて欲しいんですけれども!!!!!!
ただ「RPG捨ててパッケージで1万で売ってくれた方がマシ」って意見には反対で、ペルソナ4とマブラヴオルタとガールズバンドを悪魔合体してゲームを作りたかった結果スマホゲームになったんだと思います。Key内製だとビジュアルノベル以上を作るの厳しいし、この規模だと作りながら売らないと制作費出せる会社ありませんね。
CBTの範囲では
徴兵されました→訓練始めました→敵が攻めてきたのでお前らも出ろ→しのげて良かったね。次は大規模作戦に参加するからまた訓練ね(終)
で何も進んでないのでストーリーがどうなっていくかは全く未知数。特に未読選択肢回収したりレベル上げ作業したりする「過去をたどる」とストーリー外コンテンツ「記憶の庭」が何の説明もなく黒猫によって提供されますが、これまでのだーまえならこの黒猫が単なるWFSの代行アイコンとは思えないのでストーリーでの説明を期待しています。
年末をお楽しみに。
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