小説メモ① ー長編・連続物の整理ー
今現在、連載をしている小説は三つ。
おそらく長編になるので、一旦ここで整理して世界観を明確化しておくための備忘録。
概要
ー 黒猫とリン
書く話題を求めて引いたカードからできたものがたり。
短編の繋がりで物語を展開。
登場人物は少なめで主要登場人物は三人。
ー 同居人は天狗さん
美月と同居人であり天狗である璃玖の物語。
主軸となる二人の物語と、サイドストーリーで構成。
長編+短編で構成される。
登場人物は主要登場人物が八人程度。
サイドストーリーの通りすがりの登場人物多数。
ー ユニオノヴァ戦記
SF長編。
太陽系に似た恒星系で展開される物語。太陽系の話ではない。
主軸となる物語と、登場人物それぞれの中・長編のエピソードがある。
現在連載中の話では主要登場人物十二人。(今後増加)
黒猫とリン
書くものが思いつかなかったときに、カードを引いて引き当てた内容をもとにして一話目を作成。その後、シロクマ文芸部様の企画に参加させていただく際、続く短編を書いたことで、この先は短編を繋げていく形でストーリーを進めていく展開。
世界観:
個人の日常を中心とし、その周辺の地域で繰り広げられる小さな出来事を綴るファンタジー
登場人物:
リン、ポラリス(黒猫)、リゲルを中心として話が展開。
登場人物の数は限定的。
同居人は天狗さん
柊美月と璃玖(天狗)の物語。二人の物語を主軸に、自然環境や人間が作る環境、人間関係についてのエピソードを過去から現在に至るまでの時間経過を絡めて展開。
主軸のストーリーは美月が、祈祷師だった育ての父親、巽の生前の足跡を追いながら、その過程での人や霊(意識体)との出会いを通して、璃玖との関係を深め成長していく時空を跨ぐファンタジー。霊は一般的な幽霊だけではなく、歴史上の人物や歴史上の事件の被害者も含まれる。
世界観:
国内の設定。全国各地に赴く。
主要登場人物:
柊美月、璃玖、鏑木宗馬、白蓮、茜、東雲、蒼龍、卜部紫麒、卜部紅麒、柊巽
ユニオノヴァ戦記
一番初めに書き始めた小説。全体を完結まで持っていけるかがわからない長さの長編。数世代にわたる物語展開となるが、世代完結部分はそれぞれ存在するため、途中で筆を折ることがあっても、未完感は薄い形を目指している。
世界観:
太陽系に似ている恒星系の地球に似ている惑星と、それを取り巻く衛星や惑星間の物語。中心となる惑星には大小二つの自然衛星、三つの人工衛星があり、五つの衛星が中心となり衛星要塞都市ユニオノヴァを形成している。メテオフレアクライシスにより人類が30分の一に減少した後、ユニオノヴァが中心となり、地上の復興に着手し、人口回復傾向に転じて以降の話。クライシスからは300年後の世界。歴史の流れ、繰り返しが大きな流れとして存在し、その中で生きる人々、人工人体を描く。
主要登場人物:
多数
当初は、ヴィクトルとマヤを中心とした人間模様を前面に出した地上の物語から始めたが、書き進めるうちに、技術的な説明と関係性を説明するサイドストーリーに文字数がとられ、とてつもなく長くなる可能性があることに気づく。
結果、ヴィクトルとマヤの物語の前に、世界観を紹介する物語を作った方がいいと判断。ユニオノヴァを紹介するエンターテイメント性に重点をおいた物語を現在執筆中。元々執筆していたものは一旦下書きに戻した。
主な世代は4世代。ヴィクトルの祖母アリシャ、叔父グレン、本人ヴィクトル、セロの息子で甥のキトの4つが主軸ストーリーとなり、サイドストーリーとして、セロとシエナ、ミラとカイル、シェラとディディ、キースとカーラ、フェイレン、タキ、シアン、シルヴィオ、ユニオノヴァ創設者と弟子、ヴェガと少女、教官ギルバの、それぞれ中編から長編の物語が存在する。その他、シャンドラン兄弟姉妹関係の物語、脇役のサイドストーリーは短編で展開する予定。
小説を書くきっかけ
主な目的はたった一つ。反抗期に入った娘が、これらの物語をいつか手にして、作者が親だと知らずに読み進めた結果、人の心の動きに注意が払えるようになり、周辺の状況を分析して自分で考える楽しさに気づくこと。自分にできることを認識して、それを伸ばす努力を心掛けられるようになること。色々な物事の動きに興味をもち、自分なりの考えが持てるようになること。そんな目的で始めました。
直接口で言うと届かないことも、小説にしたらいつか届く場合もあるかもしれない。そういう思いで執筆活動を始めました。
書いているジャンルはファンタジーやSFなのですが、そこに登場する人物はできる限り等身大の人間を登場させることを心がけています。特別な力を持つ人間も一部の作品には登場しますが、それ以外は能力はあれど普通の人間の範囲で、能力を高めるのは科学の力だったり、経験だったりで身につけていく方向で展開しています。
能力は持っていても、それを使いこなす方法は知らず、役に立てられなかったものを経験や努力を通して、使いこなせるようになる。そういう流れになるよう、心がけています。それは、おそらく、現実の人間にも通じるところがあるのではと思って書いています。
今までの筆者の経験により作られた個人的価値観の上において、心がけて書いている範囲に留まるため、読む人全員に対して普遍的なものが書かれているかと言われれば、必ずしもそうではないと思います。
一人間の人生経験の上で考えられて作られたものの一例として、捉えて頂けたらと思います。
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