キー(タンポ)のくっつき1・汚れ編

正しい音が出ない!


キーが動かない!動きがワンテンポ遅い!


オクターブが上がらない!




_人人人人人人人人人人人_

> もしかして故障!? <

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と、思う前に…





それ、キーやタンポがくっついている可能性があります。

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オーボエは湿度や日々の手入れによって、楽器のあらゆる部分が変化します。

キーやタンポも然り。くっつくこと多々です。




もしそうなってしまった場合の応急処置をご紹介します。




まず、キーがくっついてしまっている原因は大きく3つに分けられます。



まずはタンポが単純にべたべたしている場合。


タンポに汚れが付着していたり、その汚れが湿気によって粘度を発揮することで起こります。


キーがかろうじて動いたときには、ベチャッとかベリッとか音がします。


コルクより皮タンポに多い気がします。






次に受け皿に食い込んでしまっている場合。


バネの力で押さえつけられているのが通常状態のキーはこういうことが起こります。この場合はキーが動く時の音はありません。


これは逆にコルクに多いような気がします。





最後に、タンポのくっつきではなくてネジや金属の部分に問題がある場合です。


キーが固く重たい感じ、そのキーを指で持ち上げてもパッと動かない場合はこれです。


この場合はキーオイルがきれていたり、金属が曲がっていたりする場合があるので、楽器屋さんに持っていってください。







それでは、それぞれ具体的にくっつきやすいキーと、その対処法を見ていきましょう。今日は汚れ編。




個人的にくっつきやすいのが下管のC#を押したときに開くキー

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こうなると、ド#の指でドのナチュラルが鳴るという症状が出ます。



マリゴを使っていた当時の梅雨時はよくくっついてました。(皮タンポだったので)

今回の方法もその時先生に教えていただいたもの。





あとは上管のCとB♭のときに開くちっちゃいの

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中学校とかに教えにいくと、ここがくっついている楽器が高頻度で登場します。




症状としては、ドの指でシが鳴る、シ♭の指でラが鳴ります。結構困ります。




それでは直し方を見ていきましょう。





①まずあぶらとり紙(無ければクリーニングペーパー)を少量の水で湿らせます。ここで水が多すぎると紙がちぎれて楽器の中に入ってしまう可能性が高くなるのでなるべく少なく。

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②湿らせた紙をキーに挟み、キーを何回かパタパタさせます。こうすることでタンポについた汚れを水で浮かせることができます。

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ここで水が多すぎてべちゃべちゃになってしまったら、紙の乾いた部分で破れないように慎重に水を取り除いてください。







③最後に紙の乾いた部分を挟み、軽く押さえてタンポの汚れを拭き取るイメージで、破れないようにゆっくり引き抜きます。

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するとどうでしょう、きっと素直に動くようになってると思います!



これで動かなかったらバネが外れている等別の部分に問題があるので、楽器屋さんに相談だ。それか私に写メ送っていただけたら診断します。





以上、キーのくっつき汚れ編でした。


コロナがおさまったらレッスン受けに来てくださいね。




来週はキーのくっつき2·くいこみ編です。きっとご家庭にあるであろう、アレを使います!お楽しみに


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