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(the)bedsのCDがリリースされました。

(the)bedsのCDが発売された。
2022年4月20日(水)のことだ。

(the)beds "In The White Label"

リリース記念ライブが5月22日(日)に控えているが、一旦リリースに関してのあれこれが落ち着いたので、今の心境を書き記しておこうと思った。

バンド初の全国リリースとなったニューアルバム"In The White Label"は、私が(the)bedsへ本格的にサポートメンバーとして参加することになった2020年3月頃から制作した楽曲で構成されている。
つまり、現メンバーで作った曲たちだ。

その後、レコーディングを目前に控えた2021年4月頭に、私オクムラカナの(the)bedsへの正式加入を発表。

レコーディング作業のうち、メンバーの楽器演奏や歌の録音をしたのは2021年春〜夏頃にかけて。
その後ゆっくり時間をかけてミックスやマスタリング作業をした。

音源は完成次第、自主リリースをするつもりだった。

しかし、以前から私がお世話になっている方で、現在はエレックレコードへアーティストの紹介やリリース業務に携わっている音楽制作ディレクターOさんから、LIVEで見た(the)bedsがカッコよかったからエレックからリリースしないかとお声がけいただいた。
それから色々あって、今年のリリースに漕ぎ着けた。

時系列をざっくり話すとこんな感じだ。

つまり、レコーディングからリリースまでの間に1年のギャップがある。

この1年の間、(the)bedsはただのんびりしていたわけではない。

いろいろな人の協力を得ながら、新しいアーティスト写真を撮ったり、ミュージックビデオの撮影をしたり、ジャケットデザインを用意したり、来たるべきその日に備えていた。

LIVEもその時の状況に応じて世の中の様子を見ながらだけれど、月に1回くらいのペースでLIVEをしていた。

LIVEの予定が1ヶ月以上空いていても、メンバーの予定が合えばスタジオに入ってリハーサルを重ねた。
CD収録曲をLIVEで演奏できるクオリティに仕上げるためスタジオでリハーサルを繰り返したり、セッションをして新曲のタネを植えたり水をやったりしていた。

(the)bedsは休むことなく爪を研ぎ続けていた。
別にそれは義務のような気持ちでやっていた訳ではなくて、ただ集まって音を出したいからやっていたので、結果的に爪を研ぐことになっていたという方が近いかもしれない。

3人の呼吸は日増しに合って行き、LIVEの評判は右肩上がり。
バンドとしても良い演奏ができているという実感があった。

バンドの調子はすこぶる良いだろう。

その間もずっと、録り終えている音源を待っている人たちに早く届けたい気持ちでいっぱいだった。
だって音源はもうできているんだから。

できあがっているのにリリース日が決まらないという状態が何ヶ月も続いた時期もあって、もどかしい日々を過ごしていた。

リリース日が決まってからは息つく暇もなくて、とにかくリリースされるその日まで走り続けた。

走り続けている間も思考は止まることはなく、むしろ思考と感覚は研ぎ澄まされていたので、本来ならリリース前にも落ち着いて文章にする時間を取りたかったのだが、そんな暇もないくらい次から次へとやるべきことがあったので、とにかく目の前のことをひとつひとつこなすことで精一杯だった。

音楽とバンドのリリースのことで頭がいっぱいになって非常に集中していたので、バンドとベースとプロモーションのこと以外考えられなくなった。
日常生活に支障をきたしそうになるのを、必死に堪えて耐えていた。

バンドと仕事以外のことは今の自分には手に追えそうに無いと判断して、3月以降決まっていたカレーのケータリングは申し訳ないがキャンセルさせてもらった。
2月の終わり頃はかなりの極限状態だったなと思い返すと震える。

その判断が功を奏して3月〜4月は集中していたので走り続けることができたが、アドレナリンが出続けていたので頭の痛い日は多いし夜眠れない日は多かった。

やっと一息ついて、日常のペースを取り戻したので、こうして筆をとっている。

(the)bedsは楽曲制作がライフワークのようなバンドなので、レコーディングを終えたあと、しばらくするとまたスタジオでセッションをしては新曲のネタを増やしていった。
中にはそれなりに仕上がっている曲もある。
そのうちミニアルバムくらいレコーディングできそうである。

そんなわけなので、メンバーとしては次の作品に取り掛かる気概はすでにあるのだが、世間的に見たところの現在の(the)bedsはCDを全国リリースしたばかり。

つまり、メンバーが思うバンドの現在と、世間から見た(the)bedsとでは、時系列的に若干のギャップを感じている状態になっている。

まあけど、リリース準備をしている段階では、過去と現在と未来という3つの時系列の中を行ったり来たりして頭の中がぐちゃぐちゃになりながら目の前のやるべきことをこなしていたので、この度CDがめでたくリリースされて、気分は晴れやか、こんがらがった思考の糸も整理されてスッキリ気分爽快ハッピーである。

5/22(日)のレコ発LIVEを皮切りに、2022年中はこのニューアルバム"In The White Label"を1人でも多くの人に届けるための活動をしていくことになると思うが、その間も(the)bedsは新しい音楽を模索し続け、次なる作品へ想いを馳せながらスタジオに入ってセッションするのだろう。

それでは、最後にレコ発LIVEのフライヤーとリンクを貼っておきますので、所定の方法でご予約・チケットご購入の上、渋谷LUSHに足を運んでいただけたらこれ幸いでございます。

ひとまず書いておきたかったことの10%くらいは言葉にできた気がします。

明日は朝からスタジオなので、今日はこの辺で。
がんばるぞー。

それでは、皆様よき連休をお過ごしください。

オクムラカナ

(the)beds "In The White Label" release party "GREAT LABEL"

-チケットご購入方法-
■各バンドメール予約 :3/30(水)20:00〜
http://the-beds.com/contact
■e+(イープラス):3/31(木) 10:00〜
https://eplus.jp/sf/detail/3605090001-P0030001

※入場順: メール予約・プレイガイド並列、当日整列順となります。


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